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No.3705 駅ピアノ撤去事件

2023.04.26

 駅ピアノが世界的ブームで、BSでも定期番組として世界各地のストリートピアノの実態を伝えています。しかし、全開放型のピアノについては、その利用の在り方として、ルールを守らず、モラルも無い実態があるようです。
 下記の記事は、兵庫県加古川市の駅ピアノが、大々的にオープニングイベントを開催してからわずか30日で利用中止・撤去になってしまったことを伝える地元の神戸新聞の記事です。幸手市でも桜祭りに合わせて期間限定の駅ピアノを実施しましたが、よほど管理方法をしっかり煮詰めないと加古川市と同様のことになりかねず、安易な常設展示演奏は難しいかなと感じた次第です。
 今の世の中、なぜかいたずらばやりで、人の迷惑かえりみない人がいるんですねー

常設から半年、ルールやマナーを守らないから… JR加古川駅のストリートピアノ、30日で運用休止・撤去へ 
4/24(月) 8:30配信

神戸新聞NEXT
30日で運用を休止し、撤去されるストリートピアノ=JR加古川駅構内

 兵庫県加古川市が、JR加古川駅構内に設置していた「ストリートピアノ」の運用を30日で休止し、撤去することが分かった。演奏ルールやマナーを守らない利用者がいるため、市や同駅に、駅利用者らから苦情が入っていたという。
 市は昨年11月、同駅改札前にヤマハ製のアップライトピアノを設置。誰でも自由に弾けるストリートピアノの常設は市内初だったが、半年で撤去することになった。
 市によると、通行者が不快に感じる音を奏でたり、運用時間の午前7時~午後9時を超えて弾いたりする利用者がいたという。酒を飲んだ状態や、禁止している歌唱をしながらの演奏のほか、1回10分程度と定めた使用時間が守られないケースもあった。
 同駅が列車遅延などの構内放送をする際は、聞こえにくくならないように、ピアノに利用中止の掲示をしていたが、守らない人もいたという。
 市はピアノの音量を抑える器具を取り付け、注意事項の掲示を演奏者に見えやすい場所に変更。市職員が直接、ルールを守らない利用者に注意することもあったが、改善されなかった。
 市スポーツ・文化課は「演奏を楽しみにしてくれる人もいたが、近隣に迷惑がかかる状況が続いており、残念だが、現在の場所では続けられない」とする。今後は別の場所や期間限定での設置などを検討するという。