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No.3015 ドンにもいろいろあり

2018.08.02

 車内の外気温表示が40度に達した。暑さが尋常でないのは、家の中のエアコンの範囲外にあるものに触れただけでわかる。例えば階段の手摺りなど暖かくて触れた瞬間に「オットーなんだこりゃー」となる。外で直射日光にさらされている金属類では火傷しかねない。車のボンネットで目玉焼きが出来る話があるが、今ならステーキでも焼けそうである。この長期化する気象災害の影響で西日本被災地の現地情報を伝える時間が激減しているように感じる。
 そんな中、世間では一つ静まればまた一つ、二つと想定もしない出来事が発生する。世の中とはそんなものだとついつい決めつけてしまうが、今回はボクシングの話題が世間を驚かせている。ここで思うのは、最近アマチュアスポーツにおける不祥事が、いわゆる「ドン」と称される人物によって表面化しているということである。それによって、補助金の不正使用も問題ではあるが、純粋に当該スポーツに取り組む学生が大きな精神的ストレスを受けていることを重く感じるべきであろう。アマチュアの定義は以前とは様変わりしているが、その根本は変わってはいないはずである。
 良く言う言葉に「これは氷山の一角だ」と言うのがあるが、女子レスリング、日大アメフト、女子水球、ボクシング連盟と続くと、どのスポーツでも問題の種類はちがうかもしれぬが似たような状況があるのではないかと思えてならない。そもそも、アマチュアの世界では主導権争いでのトップの肩書きへの欲望戦がひっきりなしに話題になる。この点、プロとは比較にならない。これは一つのスポーツには市町村レベルで支部が形成され、更に市町村支部を傘下に置く形で都道府県連盟が支部組織として構成される。そして会長は47人の都道府県会長から互選で選ばれるというのが一般的である。ただ、それらが持つ規約には任期が明記されているはずだが、カリスマ性のトップには規約もないがしろにされる状況が生まれる。人間とはこれほどまでに肩書に固執する生き物なんだということである。こうしたことの原点に「カネ」があるのも事実であろう。
 それにしても、ネットに出ている山根会長の全面対決発言を見て、この人いる世界が違うんじゃないかと感じた次第。333名の告発状の内容はすべてウソだと彼は言う。言葉遣いも普通ではない。ひょっとするとパンチドランカーというかボクシングの後遺症があるようにも感じるが、いやいやこれは人柄を物語る物言いに違いない。テレビが映す関係映像のすべてからは、この会長に関する異常性しか見て取れない。333名もの大量連名告発は言ってみれば連判状のようなもので、会長を納得させるか、もしくは社会が裁いてくれることへの期待をこめているように感じる。これだけの人数が同じ見解を示すに至ったのは、一人や二人ではとても戦えないほど山根ドンぶりの凄まじさが超特盛りであることをうかがわせる。
 世間全般に言えることは、怒る、怒鳴る、恫喝するといった感情爆発湯沸かし型人間のワンマンタイプは、周囲が気遣ううちに高い地位を得て、それが長期化することが現実に多くあるように思う。もちろん、高潔な人柄で周囲の合意、納得性を高める「静かなるドン」も実際におられるだろうし、ドンのイメージは100%悪いというものではない。しかし、一般的には謙虚で協調性があり、問題を感じても言葉を控える我慢強いタイプは、周囲も人柄の温厚性に安心するせいか存在として目立たない場合が多いように思う。よってこのタイプにはほとんどご機嫌伺いはない。ご機嫌伺いは多ければ多いほどその人物のカリスマ性を高めることになる。そのカリスマ性が世のため人のためにどう使われるかが問題なのだ。山根会長を会長にした組織自体が正常ではないとすれば、会長辞任だけで問題が解決するとは思えないがはたしてどうなるものやら。


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No.3012 スクールガードも夏休み

2018.07.22

 前号の内容に多くの方が反応くださったようです。お礼のメールをくださった皆様にかえって恐縮しています。私的にはあまり好まない個人情報に関する細かさやうるささとは違い、写真や会話、さらには名刺などが知らぬうちにライン社の情報となることについて良しとする方は少ないのではないかと思い、お知らせした次第です。ご理解ありがとうございました。
 まだまだ知らない方がいることでしょうから、一言お知らせしてあげてみてはどうでしょうか。どうされるかはご本人次第ということで。

 さて、20日をもって1学期が終了しました。連日の暑さで交差点に立つのも若干辛さを感じる状況にありましたが、なにより、子どもたちもさすがに疲弊している様子で歩く姿にも躍動感は感じられない最近でした。挨拶も反応が鈍くなっていたようで、なにしろ、顔はすでに汗まみれで、首にぶら下げている給水ポットからしょっちゅう水分補給する姿が印象的。子ども大人にかかわらず気持ちに余裕が無くなって当然の陽気です。これほどの気温は私たちの子どもの頃はここまでの厳しさではなかったので、今の子どもたちは大変だなあと思う日々です。
 夏休みはゆっくり鋭気を養って、フアミリー旅行など楽しい40日間にしてもらいたいものです。そうそう宿題もしっかりこなして!

 ところで、毎日交差点に立って気づくことがあります。
①自転車で通学通勤する人で耳にイヤホンをしている人が多い(違反です)
②車では、意外なことにシートベルトをしていない人が想像以上に多いということ。これは軽・中型にかかわらず運搬系の車に多いです。
③スマホをいじりながら運転している人は若い女性に多く、男性では大胆にも新聞をハンドルの上に置いている人がいるんですねー。びっくりです。
④今、話題の「アオル車」ですが、やはりいます。何を急いでいるのか前の車がスピードアップしても、その前、更にその前に車がいるので煽っても意味がないと思うのですが、車自体がイライラしているように見えるから不思議です。
 まだまだ続く異常な猛暑。自己管理という自助により乗り切っていこうではありませんか。
 

 宇宙の夢の話を一つ。毎夜、月と月に寄り添うかのような木星、金星にうっとりしますが、今、火星が地球に大接近しています。31日がピークだそうですが、毎夜東の空に見事なオレンジの光を発しています。少し低いところですがしっかり見えます。とは言え、5760万キロという途方もない距離感があってこそ夢の世界なのかもしれません。それがなんと15年ぶりのことだそうです。夏の大三角も含めて、しばし天空を眺めるのも乙なものかもしれませんよ。

No.3011 LINEの要注意事項

2018.07.17

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 拡散希望!!
 警察関係の知人から提供された情報です。LINEを利用されているすべての人に確認していただきたい重要なお知らせです! 

 LINEが行った情報共有に関する最新のアップデートにより、LINEでの会話の内容をLINE社が自由に利用することが出来るという合意項目が追加され、特段の設定をしない限りその項目はオンになっています。
 要するに、会話や写真が本社韓国の会社であるLINE社が自由に見ることが出来る状態です。
 この設定を拒否するかどうかは個々の判断ですが、拒否する場合は、次の操作で処理してください。

1.基本画面の下部最左にある「友達シルエット」をクリック
2.次の画面最上部左にある「歯車設定マーク」をクリック
3.次の画面に出てくる「プライバシー管理」をクリック
4.次の画面で下の方に示される「情報の提供」をクリック
5.次の画面に出る「トークルーム情報」という項目が、おそらく大方の人の場合、緑色に設定されていると思いますが、このオンの状態をオフにしてください。さらに、その下の「ウェブ追跡型広告の受信」もオフにすると良いということです。

 LINE社の意図がどこにあるのか、または無いのかは定かではありませんが、利用内容が知らぬうちに何等かの目的で利用されているとしたら望ましいことではありません。情報漏洩に対する管理対策は個々の手で速やかにということで知人のアドバイスをお伝えしました。よろしくお願いいたします。

No.3008 多感雑感

2018.07.07

◆文科省局長受託収賄・・・お粗末としか言いようがない親心のなれの果てであり、国費執行者の立場を利用した不正入学のススメ?が、この時代に堂々とまかり通っていたことに驚愕する。親が自己資金で子息の合格を買うパターンではなく、トップ官僚が国費という税金で息子の入学を買った事実はそうそうあるものではない?・・・と考えてはみるものの、今回の事件でこの手法による不正入学は十分有り得るぞと感じたのは小生だけではないと思う。人間性の問題というだけで簡単に片づけられない複雑な思いだ。迂回献金や贈収賄といった金にまつわる事件は後を絶たないが、この馬鹿親による不正は、息子の受験年限に合わせて大学への支援取消や支援決定を操作し、大学側の意向をもてあそんだ可能性もある。と考えると、質の悪さでは抜きん出ている。この手法だと家族も知らない可能性があるが、とくに子ども本人はこの不正を事前に知らされてなっかたとしたら、本人も被害者と言える。
◆東京医科大学、入学と補助金を取引・・・3,535人の受験者に対して214人の合格者、およそ16倍近い難関大学。受験したすべての学生はもちろんのこと、合格者にとっても寝覚めの悪い事件となった。医科大学としてレベル向上を図るのとは逆のレベル低下につながる今回の不正合格は、一度はダメだしを受けた国費補助金を再度ぶら下げられた結果であり、世の中、金、かね、カネ・・・あまりにも明解かつ単純な話だが、国民にとって納得など出来るわけもない。税金が個人の思惑で動かされているという点に思い至らない大学・・・経営陣は即刻退陣すべきだ。
 実は、この事実が明るみに出たのは内部告発との話もあるようで、こういう場合、テレビや小説の世界では告発者は冷たい仕打ちを受けた人物設定が多い。そして、その冷たい仕打ちには昇進昇格つまり出世物語が裏にある場合が多い。なにやら山崎豊子の白い巨塔を彷彿とさせる。
◆オウム事件の7人に死刑執行命令・・・1995年3月20日、すぐには理解できなかった地下鉄サリン事件だったが、事態が進むにつれて国中が震撼した記憶が今でも鮮明だ。それまでは、国政選挙に候補者を出すおふざけ陳腐集団というイメージだったが、徐々に危ない集団へと国民の意識に変化が生じていった。松本サリン、公証人殺人、坂本一家殺人などいくつかの事件が表沙汰になり、徐々に破壊組織の実態が報じられてはいたが、製造が難しいとされるサリンによる無差別大量殺人に接し、その日の朝、テレビにくぎ付けになった。日本赤軍、三原山噴火、日航機墜落といった事件の悲惨な現場を伝える画面に深夜まで見入ったのとは異質な感覚だった。執行が遅すぎたという意見が多くあるが小生も同感である。来年は現天皇陛下の退位により新天皇陛下が即位される年であり、以降元号が変わる。これが理由の一つであるならば上川法相単独の決断とは思えないが、命令を下したのは法相である。ともあれ、今回の決定は評価したい。しかし、まだ6人の死刑囚がいる。教祖麻原を神格化する後継集団が、東京北部、埼玉、石川といった地で組織拡大を図っている。それらはほんの一部かもしれないのだ。社会に無知な若者を凄惨な事件に巻き込む破壊集団の存在をついぞ忘れてはならないことを今回の執行は示したものと思う。

No.2999 報道のタイミングに???

2018.06.05

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 6月初旬ということもあってか、まだ昼夜の違いはあるが、昼間は30度を超え、外に出ただけで汗がしたたる感じ。これで熱帯夜にでもなったらと思うと先が思いやられる。
 思いやられると言えば、新潟県知事選挙が過熱している。3日の日曜日は野党6党の代表が勢ぞろいで新潟駅前で元県議の女性候補の応援に声を振り絞った。枝野、玉木、大塚、志位、小沢、又市の6氏に加え、無所属の会の岡田氏まで加わってのそろい踏み。白波五人男ならぬ反原発7人男といったところ。反原発を訴えるのはいいが、肝心の候補者が考える新潟県民の基本生活に関わる政策論が語られていないようで、この点は与党連合の側とは異なる。ひたすら柏崎原発のリスクを声高に叫ぶ人たちが、日本の政治の一翼を担う政治家たちであることに個人的には強い違和感を感じる。岡田氏がマイクを持つ場面で、その両脇に志位、小沢両氏がいるのも隔世の感といったところ。今に始まったことではないが、あらためて政治の不確定要素の代表的なものを見させられている気がしてならない。

 さて、そんな熱い戦いが地方で行われている最中に安倍政権の支持率が過去最低の39%台に下がったというニュースが報じられた。出先はTBS系JNNということからタイミングとしてはまさに新潟知事選を意識したものと考えてもあながち間違いではないだろう。国や国民のために役に立つべき国家役人による文書改竄問題やモリカケ問題で、不信任を連発し、内閣総辞職や大臣辞任を求める野党を後ろで支えるマスコミは、国際情勢と日本の関わりの先行きにどのような展望を持っているのだろうか。ネットニュースでは、朝日新聞デジタルが盛んに新潟知事選は来年の参議院選挙での与野党決戦に影響するとしているが、そのためには知事選で野党が推す候補が勝たねばならないと言っているように感じるのは気のせいだろうか。抽出対象1200名という小さな集計結果が国を左右するほどの大ニュースとなって伝えられる。困ったものだ。最も、この報道は長続きすることなくすでに目に入る状況ではなくなっている。ニュースとしての価値観が問われたのか、それとも他のニュースの重たさに先を越されたのか。
 反原発オンリーでの知事選が、候補者の基本的人間性や政治家としての器を有権者に見誤らせ、わずか2年で辞職という結果の知事選だったことを忘れてはならない。弁護士のバッジを付けていれば優秀であり、反原発を唱えれば眼鏡にかなうという候補者選択は危険だという教えを新潟県民がどこまで理解しているかではないだろうか。
 かの立民党枝野党首も弁護士で雄弁のはずだが、先の党首討論ではモリカケ問題に終始し、首相辞任を求めはすれど肝心の政策論は一切しなかった。同党の辻本清美委員長も画面に出るたびに発するのは〇〇はお辞めになるべきだの言葉だけでテレビも同じ編集ばかり繰り返す傾向にある。辻本氏が同じ言葉を発し続けるとサブリミナル効果が視聴者に生じるとでも言うのだろうか。ともあれ、今の野党に建設的な議論構想はないようだ。国民の側にもスキャンダルに対する野次馬的要素が強いこともあって、そこにつけ込み優位性を保とうという、およそ本来の政治から離れた姿しか映さない政治現状である。嘆かわしいことこの上ない。
 さて、次号はいよいよ3000回の節目の号となります。テーマの選択に迷いますね。

No.2996 人間教育は自らに課せ

2018.05.19

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 日大アメフト部の暴力タックル事件が社会問題化し、さらには刑事事件化しそうな状況にある。事が起きた試合は6日だったが、ニュースに取り上げられたのは数日後で、その後徐々に取扱い時間が加速度的に増加する状況となった。小生がネット動画を見てブログに書いたのは15日だったが、とくにその翌日からは連日連夜のワイドニュース材料となっている。そして、今日19日の午後、試合から13日目になってようやく日大監督が関西学院大の監督、選手、保護者に謝罪に出向いた。
 この問題が何故これほど大きな報道対象になったかと言えば、小生も指摘した通り加害者と被害者の立場がはっきりしていること、つまり犯罪行為にもあたるもので立派な刑事事件ではないかという点にある。なんども映し出されるタックルシーンでは、関西学院大QBが自動車の衝突時衝撃度実験で人形が倒れるのと同じような倒れ方をしている。これは気も身体も無防備状態で後ろからタックルされることがいかに危険かを示している。意図的であれば立派な傷害事件として立証可能なあるまじき行為なのだ。
 さらには、加害当事者側に幾つかの段階的な対応不足があることから、スポーツマンシップを問うどころか根底にある人間性が問われているということにあり、世論の評価はこの二つに尽きると思う。
1.「1プレーでQBを壊せ」
  (真偽は明らかではないが監督がしたとされる指示)
2.最初のプレーで交代させるなどの采配をしなかった。
3.退場を宣告された選手がベンチに戻るも注意は無し。
4.報道後も雲隠れという表現が出るほど監督は表に出なかった。
5.今日の謝罪後の会見で「一切弁解はしません」と発言。
6.状況説明もせず監督辞任を責任の対象に事件の鎮静化を図るかの姿勢。
7.相手が求める詳細な状況については後日文書で回答するという。
 語り部によってはタックル選手の今後の人間教育に目を向けるが、それ以前に日大側は為すべきことをしていないとの世論が大勢を占めており、それが憤懣やるかたないといった一般評価につながっている。結果として日大の対応は後手に回っているというのが実情である。今日の監督の会見で「一切弁解はしません」というのも、弁解じゃなく事情説明をすべきであり、その説明責任から逃れるべきではないのだ。弁解などは誰も聞きたくないはずで、どうもこの監督はボキャブラリーが不足しているのか使い方がわかっていないようだ。こうしたことも相まって、詫びに行くのにピンクのネクタイはないだろうと個人の好みまで揶揄されてしまう。世間とはそういうものだ。恋は盲目という言葉があるが、その逆も真なりということである。
 関西学院大は刑事告訴も視野に入れているという。対応がグズグズすればするほどいずれこうなる可能性は十分考えられた。
 大学生までのスポーツには、間違いなくパワーハラスメントが存在していると小生は思っている。実際にそう感じる指導者を何人も見てきた。指導という言葉の名を借りて、自らのストレスを発散させているかのような指導者は案外に多いと思っている。怒ると叱るは違うが、この違いは言い方とか諭し方の有り様もあるが、それ以上に求められるのはフォローの有るか無しかである。怒りを目下にぶつける場合、激情した照れ臭さによる体裁つくりのフォローはあっても心からのフォローがない。精神的冷静さを欠いて言葉をぶつける怒りの指導は指導ではない。目下の心に恐怖感を植え付け、平常心を奪い、屈服させるいわば催眠術的指導法とでも言うべきだろう。
 日大アメフト部の内田監督は大学の常務理事で人事担当責任者だという。これも職員であるコーチが逆らいにくい状況を構成している。だいたい、人事や予算を握った責任者の人間性によっては組織が向くベクトルは全く異なる。さて、財務省、経産省、総務省、文部省、防衛庁といった日本有数の知能を誇る世界はどうなのだろうか?

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