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No.3080 悲しい社会への八つ当たり

2019.01.18

 昨夕、幸手市内各地の歩行者用信号の押し釦に不具合が生じているとのニュースがテレビで報じられた。たしかに、香日向の歩行者信号に情報提供と注意喚起の看板が立てられている。原因は何者かによるいたずらということだが、道具を使って破壊行為をするというレベルはいたずらどころの話ではない。なんでも、夜が深まった時刻にバールのような物で暴力的破壊行為に及んでいるらしい。蛮行そのものである。
 こうした社会に八つ当たりするかのような犯罪行為が地域を限定して集中的にみられる場合が少なくない。昨年には春日部市でタイヤをパンクさせる行為が連続して発生した。まだ、犯人が捕まったという話は聞かない。単独犯か組織ぐるみかもわからない。
 こういった行為に走る人物に共通点はあるのだろうか。こんな非常識なことをいったい何のためにと思うと、恐ろしさより悲しさの方が勝る。何にしてもバールのような道具は武器にも変容することから人への危害に至らぬことを案じる。