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No.2158 鎮魂、黙祷、瞑想、追悼、追憶、そしてレクイエムを

2012.03.11

 日本中で東日本大震災からの1年を受けた鎮魂の儀が繰り広げられた。
 メディアは、これを伝える番組一色といった感じだった。
 天皇陛下も療養中の体にもかかわらず慰霊祭で貴重なお言葉を示された。
 
 
 ここのところ毎日のように来客がある。今日も帰宅早々1時に来客、ようやく3時近くになってテレビオンの状態に。慰霊祭での両陛下のお姿に勇気づけられ、そして涙した。各局で映る画面には、初めて見るものも多く、あらためて甚大な津波の被害に驚かされた。まだまだ知らないことが多くあることも思い知らされた。まだ見つからぬ不明者の数も尋常ではないのに、毎日の新聞で確認する意識も薄らぎ、またその数字を目にしても大きな反応を示さなくなっている自分に気づいた。
 この世のものとは思えない大災害だったのだ!

 この1年、被災者のみならず多くの国民が深くいろいろなことを考えさせられたことと思う。地震の5分間、自分がどこで何をしていたかを覚えていない人はいないと思う。
 震災復興・・・いったいどれくらいの時が必要なのだろうか。どれほどの知恵が必要なのだろうか。どれほどの愛が必要なのだろうか。
 深い気持ちで見守ることしかできないかもしれないが、毎日の行動の中で常に現地現況と復興への思いを持ちつつ精一杯励みたいと思う。しかし、それにしても復興への政治対応速度がなまぬるいことにいらだちは隠せない。
 被災地および被災者の皆さんのレクイエムが早く訪れんことを願います!