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No.3037 2000,1000,10 &130

2018.09.22

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 昨日もそうだったが、今日も絶好の運動日和の予報となっている。たとえ屋内競技であっても天候の良し悪しは観戦側の気持ちにも影響するから秋晴れは最高のスピリットコンディションと言える。
 昨日は、スポーツでキリの良い数字が並んだ。なかでも、ロッテ福浦選手の2000本安打達成は私も待ちのぞんでいた。掛布さんやヤクルト現監督の小川さんが先輩にいる習志野高校からドラフト下位で入団した選手。ロッテ一筋苦節四半世紀に及ぶ到達。まさに人生コツコツといったところ。今年就任した井口監督が就任時に「福浦選手の記録には全面的に応援する」と発言し、もともと派手さと渋さが同居していた選手時代から好感度の高かった井口監督にさらに注目することとなった。元巨人の村田選手との境遇の違いに複雑な思いが残る。井口監督の起用は、シーズン当初は年齢を意識しての起用だったが、ペナントの行方が見え始めた頃の、残り8本くらいになってからはスタメン起用が目立った。なかなかまとめ打ちがない中、一本づつ大記録に近づくのも福浦選手らしかった。まずはおめでとう!

 次に1000だが、相撲界初となる幕内通算1000勝を成し遂げた横綱白鵬。これも大記録であり、無事是名馬でなければ達成できない記録だ。在籍時にどれほどのライバルがいるかもあるが、勝利への土俵に堅実な力士であることは疑う余地もない。ただ、この横綱には品格が感じられないのが残念である。高安戦の立ち合い不十分が何度かあってのあっけない勝負もそうだったが、昨日の優勝を決めた豪栄道戦も、先に早い立ち合いで待った!となり、次に自ら仕切りを送らせてお返しの待った。横綱とはどういうものかが理解できていないのだろう。寄り切りで土俵を割った相手に対して余分なひと突きで土俵下へ落す行為もいただけない。これで相手が足首でも痛めようものなら何にもならない。力士同士は同僚と言うのがこの世界の在り方のはずである。大鵬や千代の富士にはこうした立ち合いが無く、しっかり相手の突進を受け止め、勝負がついた後は相手への気配りをする部分があった。それが最高位に位置する者の威厳というものだと思う。まだ続く土俵人生だろうが、人として、横綱としての人間精進を心がけてもらいたいものだ。さすれば記録もいっそう光り輝くことであろう。

 さて、10である。全米オープン以来負けなしの10連勝。大坂なおみ選手のプレーぶりは強烈な印象を与えている。一人のアスリートが突然のイメチェンをしたがごとく圧倒的な力を発揮するようになる例は、過去を探ればないわけではないと思うが、大坂選手のそれは並みの内容ではない。プレーにいわゆる切れを感じる。体格も充分のものがあるが、まだ20歳。過去の名選手を思い出すと、エバート、ナブラチロワ、ヒンギス、ビーナスなど全盛時には体格が安定していた。つまり太ることがなかった。ハードスポーツであるテニスはフットワークがなにより求められる。20歳の大坂選手にはまだ大好きな抹茶アイスクリームをいくら食べても太ることはないと思うので、まさしくなおみ時代が到来することも夢ではない。応援し続けたいと感じさせるチャーミングなアスリートである。

 さて、最後に・・・内輪の話で恐縮ですが、昨日の夕方家内の☎が鳴った
大きな声が私にも聞こえる。「ばばちゃん、私輪島まで走ったよ!」
 実は、昨日石川県のイベントとして定着しつつある金沢・輪島ロードレース大会が開催され、そこに二男とその6年生になる孫娘が出場したのだ。親二人も、私らも完走は難しいだろうと思っていたのですが、なんとなんとでありました。☎を変わった瞬間「でかしたぞー!プレゼント買ってあげなくちゃいけないなー」・・・返ってきたのは「ヤッター」であった。本人はヤッタ結果以上にプレゼントが嬉しいようで、子どもとはこういうものかである。しかし、距離と時間を聞いたら驚いた。130キロを9時半出発で時間切れ寸前の18時半ころトウチャコしたという。まさによくヤッタである。子どもはこういうことがきっかけで心の成長をしていくものかもしれないとほくそ笑む自分がいる。思い起こせば、埼玉県親子マラソン大会というのがあって、二男と出場したことがあった。テレビ埼玉でも放映されたビデオを探し出してみよう。