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No.2972 朝のパトロールから

2018.02.28

 2月も今日で最後。寒かった冬もようやく終わりを迎え、春の兆しがあちこちに感じられるようになりました。我が家の小庭にも水仙の芽が10センチほどに伸びてきました。毎朝の登校時パトロールでも、今週から着衣を1枚減らしていますが、陽射しの優しさを十分感じながらの気持ち良い25分間です。
ファイル 880-1.jpg  ファイル 880-2.jpg ところが、最近あまり見なかった風景に出会い、少々不機嫌になった次第。写真は香日向駐在所から鷲宮方面の歩道に棄てられたゴミです。しかも両側の歩道にあり、車道には空の紙コップも転がっていました。
 常にジャンパーにはスーパーの袋を準備していますが、この日はもちろん捨ててあるもので賄えた次第です。
 国道の脇や川の土手沿いなど、特定の場所や道路ではドライバーが投げ捨てるゴミによる無残な状況を目にしますが、住宅地の生活道路でとなるといったい通行人のモラルはどこに消えてしまったのか!
 実は、最近犬の糞の放置が少なくなった(まだ時折見ます)ので、健康歩行者も多くなったことでもあるし、とくにお年寄りや子どもたちが安心して歩ける街の変化を喜んでいるわけですが、写真の他にも、空き缶が植え込みの上に棄ててあったり、美観意識欠如、モラル欠如のヤカラの存在が無くなることはないということでしょうね。

 それと、写真に撮ることはできませんが、自転車利用者でイヤホンをしてスマホを操作しながらという若者も少なくありません。交通指導員ではない立場での立哨パトでは注意しないようにということですので、毎朝苦々しく見つめている状況です。つい最近もスマホ操作中の自転車利用で女子大生が主婦と衝突し、主婦が死亡した事件がありました。数年前には千葉県で同様の事故があり、1億円近い賠償金の支払いを命じた裁判例もあります。
 埼玉県では4月1日より「自転車の安全な利用の促進に関する条例」の改正が施行されます。この改正条例では自転車保険に入ることが新たに条文化されていますが、保険うんぬん以前に基本的安全運転が守られていないことが問題ではないでしょうか。保険に入ったから大丈夫では危険運転が無くなる方向に向かうとも思えないのです。被害者補償という面においては契約する意義は大切だと思いますが、根本的な問題解決につながるものかどうか。
 ゴミと自転車、いつも目が離せない朝パトです。