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No.2940 幸手市文化祭と文芸幸手 

2017.11.13

 昨日曜日は幸手駅前通りを主会場に幸手市民まつりが開催されました。また、その一週前には幸手市文化祭と健康福祉まつりがアスカル幸手とウェル幸手をダブル会場としておこなわれました。前者では短い時間でしたが見学者として、後者では福祉まつりで300人分の焼きそばを焼き、アスカルでは写真の作品を出させていただきました。

ファイル 848-1.jpg雅号を持っているわけではないのですが、幸手市書道協会の会長さんに勧められて一昨年以来2度目の出展をした次第です。普段はほとんど大筆を持つことなどありませんし、書くという気合に入るまで時間がかかるのですが、この作品は夜10時くらいから50枚ほど集中して書き、終わったのは朝方でした。5枚ほど選別した中から選んでいただいたものを表装等の仕上げ処理をしていただきました。何をするにも誰ぞのお力添えやお世話になるということを感じますが、この書は論語の中の孔子曰くの名句で正に人のつながりを説くものです。

「人は徳を持って生きている限り孤立することなく
            必ず隣人が有る(恵まれる)」

 徳にはいろいろな解釈ができますが、私は寛容、謙虚、協調、公正、慈愛といった4K1J的な意味合いを示すのだろうと自分なりに理解しています。
 ともあれ、精神集中するという意味ではスポーツ以上のものを感じた久しぶりの時間でした。
 そして、この文化祭に合わせて毎年刊行されている「文芸幸手」も今年が第19巻となりました。ここ数年エッセイを投稿させていただいておりますが、他の投稿文の内容が高いレベルにあるので読み応えがあります。聞くところによると同誌は運営される皆様の高齢化もあって来年の20号をもって20年の歴史に幕を降ろすそうです。幸手の文化の一面が閉じられるのは寂しい限りです。