記事一覧

No.2930 暗黒の政治

2017.10.16

アイコン

 少々日が空いてしまいアクセスいただいた皆様には申し訳ありませんでした。けっして言い訳ではなく、前号をしっかりお読みいただきたいと考えた結果です。
 実は、前号の内容は今回の選挙戦、とくに小池百合子という政治家を読み解く意味で渾身の長文と自負していたので更新せずにいたものです。

 そうしたところ、元東京・中日新聞の論説委員だった長谷川幸洋氏の論説がネットで話題になっていることを知り、確認したところ正に言いえて妙、というか私の前号ブログをさらに深く解説している内容だったので感じいった次第です。タイトルは、その長谷川氏が名づけた小池百合子が志向している政治の姿を示す言葉です。
 長谷川氏は、小池さんが総理指名を選挙後にするとして特定の人物指名を拒否したことを痛烈に批判しています。つまり自らが総理になれない立場でありながら選挙次第で総理を選ぶと言い切ったわけで、それは奢り以上の悪意が潜む思考を示すものだというのです。そして、政治も国民も小馬鹿にする許しがたい発言だとしています。私もそれについては読み解く角度は少々異なったにしてもまったく同感で、選挙で当事者が吐く言葉には微妙に深い意味をもたらしていることがあるものだと感じたのです。この人は何言ってるんだろう?あれー考えてみると随分おかしなことを言ってるぞーということがけっこうあるものです。小池さんは言葉に酔い、自分は優秀だと理解させたいタイプなのでしょうが、実際はかなり自分にブーメランとなる発言をけっこうしているのです。おそらく多くの人は気がつかないことかもしれません。
 先日はプライムニュースで脱原発の対案について「自分の家でもつけている太陽光発電を各家庭でもつければ」と発言し、反町キャスターに300万もかかるから簡単ではないでしょうと返されて「でも今は少し安いものも出ているから」と・・どれほど安くなっているか、国民にとって安いとはどれほどのものかがわかっていない元環境大臣とは思えない安易な思考をさらけ出す始末。国家のトップなどとてもとてもといった本性を見せている。言葉が踊るだけで、今ではもりかけ問題一辺倒で安倍批判をすることにより局面打開をする選挙展開と化しているのが実態です。
 

 反安倍マスコミや野党政治家は言葉尻をとらえ、それを批判の対象にします。いい例が安倍総理が都議選秋葉原で口にした「こんな人たちに負けるわけにはいかないんです」という言葉。これは聴衆の後方で横幕とプラカードをかざして「安倍帰れー」「安倍やめろー」と叫んでいた左派系集団数十名に向けて発言した言葉でした。気がつかれたかどうかわかりませんが、これは明らかに選挙妨害という犯罪なのです。一部の非常識集団に演説がかき消される状況を打破するために、総理は瞬間的に口に出たしまったのでしょう。しかし、総理という立場におもむきを置かれ、マスコミは「国民に向かって差別的言葉をぶつけた」となったのです。国会で民進党から指摘され総理は神妙に答弁していましたが、私は弁明する必要などないと思いながらテレビを見ていました。今回の選挙戦、柏駅前で同じようなことがありましたが、この選挙妨害に対して別の聴衆が総理にヤジっていた人たちに抗議をして静かになったということです。

 長谷川さんは反自民、反安倍の代表格のマスコミ出身ですが、沖縄問題で基地建設反対の左派活動について問題点を指摘するなど真正是々非々の言論家の一人だと感じています。左派系の選挙違反もなんのそのといった卑劣な言動にメスが入ることはないのでしょうか?
眠気に襲われてとりとめのないブログになってしまいました。