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No.2694 雨もいいですが、雪は・・・種々雑感

2016.01.18

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 雨音を聞くのは随分久しぶりのこと。毎夜、すっきりした星空を魅せてくれたのは嬉しかったが、多くの方はなんとなくほっとしているのではないだろうか。インフルエンザが流行しつつあるから乾燥状態が続くことは芳しくないし、暖かすぎるのも田畑にはありがたくないと聞く。
 しかし、雪・・しかも大雪情報が出ているのには恐れ入る。一昨年2月の埼玉西部を中心とした雪害が思い出される。積雪10センチ程度で首都圏トラフィックは混乱を極める。今、テレビが伝える予想は関東甲信50センチ。やれやれだ。雪に弱い首都圏は何年経っても大きな改善が為されない。
 明朝、窓の外は白じんで映るのか、早くも気が引かれる。
 

 スキーバス深夜の大事故は、未来多い若者の命を大量に奪った。メディアが事故の詳細と真相を探り伝えている。大きく変形したバスを見て、人的災害が起こるたびに思うことは、教訓としなければならないことが多いということだ。企画運行側の法律順守の指摘がまずは取りざたされるのは当然だが、運転手二人も経営論理の犠牲者と言える。
 シートベルトの装着も問題視されているが、あの屋根の凹みを見てしまうとどれほどの有効性があるものやら考えてしまう。逆にしていることでお腹を圧迫され続けるという状態に陥らないのだろうか。椅子が変形すればそういうこともあるのではないかと。いずれにしても、想像を絶する自滅大破にはなすすべがなかったはずだ。
 発着している深夜バスの本数対比で考えれば、事故率が多いというわけではないにしても、1台のバスで14名もの死者が出るというのは尋常ではない。昼間運行のバスで、運転手の具合がおかしいことに気づき、ハンドル操作に気転を利かして難を逃れたという事例があるが、寝込みが当たり前の深夜バスではそうしたことは不可能だろう。
 14名の皆様には慎んでご冥福をお祈り申し上げます。

 1月17日・・・阪神淡路大震災発生後21年。会社員時代の後輩女史からの寒中見舞いに「入社20年になりました」とあった。時代の前後というものは、まったく記憶と異なる面があって、そうだったかーという想いに駆られるが、あの大災害からそんなに経ったんだなーと、あらためて惨事を伝える場面の幾つかを思い出した。
 そして東日本大震災からはまもなく5年。自分の人生10大ニュースを選ぶとしたら、間違いなく対象となるこうした災害はいつまでも防災上の教訓としなければいけない。
 昨年が20年という節目だったせいか、今年は慰霊祭など神戸市内各地で行われた数が半減したそうだが、あらためて多くの犠牲者に対してご冥福をお祈りする次第です。

 台湾総選挙が民進党の大勝利で決着をみ、初の女性総統が誕生することとなった。民進党689万票、国民党381万票という大差であったが、同時に気になった点は、総統を選ぶ国民投票だったのに、投票率は過去最低だったということだ。内容的にはどうだったのか知りたいところだ。
 「真の民主主義の実現へ」という期待の言葉が街角インタビューで多く聞かれたが、はたしてどうか? 独立精神の高い民進党と言われるが、経済状況を考えると中国忌避政策に徹することは難しい。同時に行われた立法院議会選挙も113議席中68議席を得たことから強力な安定政権を実現できる形にはなったようだ・・・が、政治は一寸先は闇、多くの事象が複雑に絡み合って、直線的になんでも解決できるというものではない。蔡英文さんの舵取りにしばらくは注目といったところであろう。

 そして、まだ総統就任の5月まで時間があるにもかかわらず、すでに次の声明を発したという。「尖閣は台湾領である」と・・・民進党が政権を奪還したからといって、喜んでばかりはいられない状況と言える。なにしろ、あの李登輝総統とは異なる考え方が第一声に近い形で発せられたのだから。

 17日は三ツ林裕巳衆議院議員の賀詞交歓会が開催された。幸手、杉戸、栗橋、庄和地区からの来場者で会場満杯の中、代議士ご自身の元気な姿はもとより、地域に欠かすことの出来ない総合病院の充実に尽力されている様子が披露されるなど、来場者一様に納得された感じだった。途中、倒れた高齢の方がいらしたが、代議士自ら救急診断される姿が頼もしかった。ますますのご活躍に大きな期待が注がれる会となった。
 
 年が明けて、1月も早後半。今後、間違いなく寒さは増すこととなるでしょうから、インフルエンザに召されぬよう皆様くれぐれもご注意ください。