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No.2679 定例議会はじまる

2015.12.02

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 少々さえない空模様に気持も湿りがちだが、議会は今が盛り??
 県議会は今日が定例議会の初日。各自治体でも一斉に開会している時期だが、幸手市議会は30日から始まった。
 

 なんと言っても、市長選直後の定例会ゆえ再選なった渡辺市長がどういった所信表明をしたかは興味のあるところ。残念ながらライブ中継を見ることが出来なかったので後で確認してみようと思っている。
 また、それ以上に毎度のことながら、一般質問がどういった状況になるかが最大の焦点と言える。

 それは、首長自身がどれだけ現状を把握しているか、また今後の幸手丸の舵取りをどのように考えているか。なんでも、渡辺市長は通告していない質問には答弁しないと明言しているということなので、そのあたりも2期目に入ったことで真摯な対応に修正して、自らの声をどれだけ発していただけるか注目されるところである。
 また質問をする議員にすれば日々どれほどの研鑽努力をしているかを最もわかりやすく市民に伝えることが出来る場である。しかしながら、冗長で自己満足的な質問や答弁調整ができている芝居がかった質問ではなく、市民がおよそ知らない部分に光を当てたり、真の意味で市民生活に関わる質問を心がけてもらえればなによりと思っている。

 そういった意味では、首長にしても議員にしても自らの能力を生の声で市民に示すことができる花の舞台とも言え、その動静は定例議会にあって最も注目すべき場面とも言える。
 実は、幸手市の一般質問は再質問は一問一答となっており、疑問点を深く切り込むことが可能な制度に変更されている。私の市議時代には再々質問までであったから改革という意味では一段の進歩と言える。

 ところが、県議会ではそうなってはおらず、掘り下げた厳しい質問が出来る状況にはなっていない。委員会審議でも同様だ。県議会の委員会質疑はまとめて1回で、議員間で発言時間のバランスまで求められている。それに対し、幸手市議会では気の済むまで一問一答が可能になっている。
 最も、あらゆる点で県と市町の議会は異質であるから、そこだけを問題として捉えるべきではないが、どちらにしても議会改革が求められる点はまだまだあると言うべきだろう。

 お時間の許す限りネット中継に目を向けていただければと思う。出来れば若い人たちがそうした行動を示してくれたら、どんよりとした政治状況にいささかの光が当てられると思うのだが・・・。