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No.2664 《61》

2015.10.28

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 たまっていた雑務処理に追われ、一日が終わるのが早いこと早いこと。時は待たないを実感する日々だ。 

 昨日はお世話になった方のお見舞いに群馬の上牧温泉病院へ出かけ、ついでに水上まで足を延ばした。往路は高速道を利用したが、復路は県道から17号に出る一般道を利用。どうも性分で往復同じ行程をとるのが好きではない。風光明媚な土地柄を訪ねて、同じ道筋を通行するのはもったいない。だいたい一般道の方が季節的な味わいはもちろんだが、思わぬ風情に出会うことがあるのも心をくすぐられる。
 
 週が変わって心地よい秋晴れが続いている。諏訪峡からの谷川岳の眺望は素晴らしかった。水上の蕎麦も山菜天も、たよりない私の味覚を満足させてくれた。まさに舌妙?な食感であった。 

 さて、幸手市長選挙ですが・・・
 61という票差は、両者どちらにも違った意味で重くのしかかる結果だ。ことに敗者にとって胸に去来するものは少なくない。私も経験者の一人として、木村氏の心情はよーく理解できる。

 無効票が前回よりもさらに増えたそうだ。白票や所定外の内容を記入する無効票とは、どちらもその任に値しないという意思表示なのか、それとも投票率を上げる目的で為されているのか。今回のような小差決着の場合、それを大きく上回る無効票があることに虚しさを覚える。 

 そもそも、所沢市に続いて幸手市でも前回投票率を下回った。この状況に歯止めがかからないのは全国的なことであるのは理解できるが、まったくもって昨今の選挙事情には情けない思いが募る。
 そう言えば、木枯らし一番が選挙投票日に吹き荒れたが、あれはいったい投票率にどのような影響をもたらしたのか・・・風神様のみの知るところなのだろう。こうして、熾烈な選挙戦のあとは随処になぜ? なぜ?の思いがついて回る。

 
 幸手市のこれからをしっかり見つめていくことが、今後の私たちに出来ることだと腹を据えることとする。