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No.2620 政治のプロか、行政のプロか?

2015.07.02

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 新たな埼玉県知事候補が決まったようです。自民党系ではありますが、党本部の公認が時期的に難しいようで、県連の推薦で無所属としての立候補になる模様。
 政治家ではなく行政の経験者として十分なキャリアをお持ちの方のようです。

塚田 桂祐 58歳

 その経歴は・・・
・東京大学法学部卒 ハーバード大学大学院修了
・昭和55年自治省(現総務省)入省 一貫して地方自治業務を担当
・市町村国保への毎年1000億円規模の財政支援制度を立案
・埼玉県、和歌山県、徳島県、栃木県で財政畑の部課長級で県行政に携わる
・埼玉県では財政課長として各種企画を立案推進
・農水省では農村整備活性化対策室長
・財団法人自治体国際化協会シドニー所長
・総務省大臣官房参事官
・全国市長会事務局次長(地方分権担当)
・自治大学副校長  
・消防庁国民保護・防災部長
  この時、3.11東日本大震災時に史上初の国家指示による緊急消防援護隊   の組織化のため、全国4700部隊の同委員オペレーションを陣頭指揮
・新潟副市長
・日本経済研究所理事
・自治大学客員教授、明治大学講師(危機管理、留学生対象英語)
・著書「縮む日本に未来はあるか」

  実務的には、立派に知事を務め上げられる経験と資質能力を有していると思われます。しかも、埼玉県を知り、分権、防災といった地方が、今もっとも関心度の深い自治経験もあるということがわかります。
 まあ、言ってみれば「行政のプロ」のようであります。
 

 行政のトップはクリーンで新鮮な人材が求められています。
 はたして、政治のプロか、行政のプロか、命運は県民の手に委ねられることになります。 今回は、それ以上の評論はせずに、ただ単に皆さんと情報の共有を少しでも早くと考えての更新です。
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