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No.2113 幸手駅西口開発の真実を語ります

2011.10.22

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 幸手駅西口土地区画整理事業は、昨年の幸手市議会6月定例会で、同事業の施行規程が議案可決されました。その結果、埼玉県の事業認可を受けるための申請が可能となり、翌年、つまり今年の3月にめでたく事業認可が降りたのです。事業計画は図面的観点と資金的観点の両面から審査されるのはあたり前のことであり、それ自体が認可されたということなのです。

西口開発とは・・・
◆事業資金総額の約60%は県負担です。幸手市負担は事業計画の事業進行状況を5年ごとに見直しながら実施していくことになります。幸手市負担額はおよそ40億円から45億円程度が予定されていますが、それは事業計画期間の中で、年度年度の事業内容に応じて配分されていくのです。若干の上下変更はあるかもしれませんが、今、この事業をスタートしておかなければ、幸手市はどうなるか…東上線の坂戸駅が30年の悲願を橋上駅舎に結びつけたことはこれから幸手市が見本にすべきことだと確信しています。

◆南3丁目の久喜新道までが面整備され、3m歩道が付き、久喜側から一体化の道路形状になりますが、北側の中5丁目側については、区画整理の後に、同様の歩道を県負担で実施するということになっています。ですから、この点においても区画整理は絶対に欠かせないということがおわかりいただけると思います。

◆東西を結ぶ自由通路は、今のままの西口に設置することはできないのは、通常の感覚で考えれば、当然のことと理解できることです。なぜなら、現状の空き地状態のところに通路階段を設置してしまいますと、その後の整備が難しくなってしまうからです。現地をご覧いただければ直ぐにわかることです。市議会でもそういった双方向のやりとりは何回もありましたが、その度、市長は丁寧に答弁していたのを思い出します。でも、わかろうとしない人はいるものですね。 
 たしかに、自由通路と橋上駅を先にやるというのは、利用者にとっては聞こえはいいのですが、西口駅前を空き地ではなく広場として整備し、車両の出入りを可能にしてからでなくては無理な話なのです。
県も東武鉄道もそう理解しているということを幸手市側が理解しなくてはならないのですが・・・。市長の説明をどうしても理解しようとしない人がいるんですね。

◆過去、共産党市議が主張した駅前広場とそこから1本の街路を整備する事業方式は街路事業と言います。この方式では、県の認可もおりませんから、補助金を受けることもできない、市単独の事業となります。また、面的整備はできませんから、安心安全な地域に生まれ変わることができないということになります。共産党が奥底で考えていることはいったい何なのでしょうか?

◆区画整理という整備方式が、認可と補助金を可能にした対象ですから、幸手の共産党が主張する他の方式に無理やり変更させようとするものなら、この計画は振り出しに戻り、重要なのは、県との信頼関係が崩れ、この地の開発はまた先の先ということになってしまいます。これでいいとはとても思えないのです。