記事一覧

No.2561 県立幸手高校跡地利用が進展

2014.11.18

アイコン

今、危機管理防災対策特別委員会の県内視察の車中です。国会、風雲急を告げる! 今日か明日かのざわめきに私たち地方議員も注目しているわけですが、いずれ方向は定められるはずですから、話題は地元のホットニュースをお伝えしたいと思います。

多くの幸手市民が関心をもっていただいている幸手高校跡地利用について結果が出ました。
県はまずは自ら利用に供する計画はない。次に幸手市に利用意図の有無を確認したところ、幸手市も予定にない。しからば、県は公募をかけるといった段階をふんで、ここまで経過してまいりました。その公募の結果、日本保健医療大学が落札をしたということであります。そうです、既に市内旧東小跡地で看護学部を運営し、本年3月、100余名の第1期卒業生を輩出した、あの大学です。どのような利用計画なのかはまだ確認しておりませんが、社会福祉に貢献する内容が充実する方向であるのは間違いないと思います。落札金額は5億円強ということだそうです。

これで思うのは、市内香日向小学校が廃校になったあとの処理方法で、幸手市は公募することなく、向こう30年間にわたり、月額わずか20万円で貸与相手を決めてしまったことと比べると、行政のあり方において随分と異なるものだと思います。貸与期間途中で賃貸料の見直しがあるかどうかは、現市政が関わるかどうか不明なくらい先の長い話ですが、月額20万円が30年続いたとして、総額7200万円ですから今回の落札金額との差は大きなものがあります。幸手市の実質年間税収が約62億円ですから、もしも香日向小学校を公募の対象にしていたらと思うと・・・たられば論はきりがありませんね。
実は、日本保健医療大学も香日向小学校の利用について幸手市に打診したそうです。その時点で公募にかける意義はあったかもしれません。ところが、既に決まっているとのお断りがあったそうであります。

ともあれ、公募にかけられる段階で、私は県にまずは教育事業関連に限定して進めることが望ましいと要望しておきました。さもないと、幸手インターチェンジから至近距離にあるので、地域環境が激変してしまうような業種が参入する可能性も考えられ、それは多くの市民が望むことではないはずだと確信していたからです。
まずは朗報を確認してほっとしているところです。
議事堂出てから書き出したのですが、目の前に最初の視察地の熊谷ドームが見えてきました。