記事一覧

No.2364 防災の日

2013.09.01

 今日9月1日は「防災の日」です。昨日はそれにちなんで埼玉県合同防災訓練が白岡市で行われました。運動公園や中学校グランドなどに分散する形で行われた訓練は、多くの市民が訪れたこともあり7,000人という規模の参加者を見ることとなりました。
 参加団体、企業も数多く、訓練内容も多岐にわたるもので、年々その規模が大きくなっている感があります。実際そうなりませんと、災害大国日本における国民自身の教訓は継続していないとの理解にもなってしまいますので、この点は評価できるのではないかと思っています。

 上田知事も言われてましたが、一度でも災害を経験した人はもちろん、訓練を一度受けた人と受けない人とでは実際の発生時の対応に大きな差が生じることは間違いありません。
 緊急対応というのは極端な話、人の心がざわつきおどおどする中での落着き度が肝心だということでしょうから、簡単なようで簡単ではないということを言いきかせておくのも必要かもしれません。
 そうした場面での厳しい救助訓練を汗水流して繰り返してくれているのが、自衛隊、警察、消防隊などの皆さんたちであり、「彼らは税金で給料もらっているんだから当たり前だ」という声を耳にすると怒りに近い切なさを感じます。昨日見た救助ヘリのホバリング状態での作業などは、かなり高度な技術が必要だと、近しい関係者が言ってましたが、校庭上空ではなく、山深い山中などではさぞや大変なことだろうと察します。

 話は変わりますが、救急車にせよ、パトカーにせよ、本当に必要な緊急依頼ではなく、実際にはそれを必要としない、いわばタクシー代わりで依頼電話をしてくる人が少なくないようです。住民の特権だくらいの気持なのかもしれませんが、こういったポイントのずれた人が年々増えているのも悲しいかな現実なんです。