記事一覧

No.2093 悲しき代表選

2011.08.26

 朝から蒸しますね。今日は何年ぶりかでラジオ体操に参加してきました。子どもたちと接する時間が、なんとも言えず嬉しいというか楽しいというか。
 そんな清々しさで帰宅し、朝刊の1面に目を向けたところ、民主党代表選で小沢・鳩山連合が前原氏を支援しないことを決めたという文字が。
 ていたらくな国政にはしばらくふれないでおこうと思っていたのですが、またそぞろ「何やってんだ!」的反骨精神が持ち上がってしまいました。

 過去の自民党にも(とくに近年)見られたことですが、ここまでひどくはなかったと思います。なぜなら・・・
◆小沢一郎氏は現在、党員活動停止処分となっている身分。
◆その人間が、どうして幹事長ポストなどを所望できるのだろうか。
◆秘書3人については、まだ審議中であり、結審もしてない状況だ。
◆係争という点では、小沢氏自らも審判中の身。
◆鳩山氏が日本にとって負の実績しかもたらさなかった人物だった。
◆これにより、いったん鳩山氏は次の選挙には出ないと公的発言をした。
◆なぜ、こうも堂々と表舞台で代表選に物申せるのか。金?
◆候補者の小沢詣で。数年前の金竹小政権下で、渡邊ミッチー、宮沢氏などをよび、面接をしたあの時以上のひどさです。
◆民主党は、数をもってすれば、ルールは平気で破棄できる政党か。
◆支援の御礼で、代表が判断すれば党員資格停止が解かれてしまうという党資質であったならば、一般社会ではとても理解できない。

 あまりにもひどい! 民主党政権は稚拙で、あぶなっかしくて見てられないという意見は、鳩山政権発足時から言われてきたことです。まさに民主党にあらず民ちゅ党といった感じです。

 以上のような二人が、日本のトップを選ぼうとする時に・・しかもあらゆる意味で国家存亡という大国難の折りに、数の論理だけでのキャスティングボードを握っていることに多くの国民は怒りを通り越してあきれている。これでは政治不信が増幅するだけではないか。と感じるものの、そんなことはかまうことなし!といった精神に覆われていて、ひたすら自らの野心野望に牙を見せるだけ。
 こんな人たちに日本国をまかせられるのか! しかも、数の論理とはいえ、グループ120名(多くは1期生)は、採決要員の意味合いが強い国政ひよっ子の議員さん方であり、この人たちにあっては次期選挙での当選の可能性を探る代表選と化している。これはやむを得ない面もあるが、要するに、小沢、鳩山、そして稲盛というお三方によって、秋以降の日本が切り盛りされていく、実質上の傀儡政権が誕生するだけのことでしょう。

 もっとも、小沢さんの支援を受けて万が一前原さんが代表になったならば、八ツ場ダムは凍結もしくは取り止めの憂き目に会うことも考えられます。それも困ったものです。人物的には前原さんに期待感が高まっているようですが、小鳩に立ち向かうという姿勢においては陰ながら応援したくもなる?
 さて、最終的に小鳩連合は馬渕澄夫氏支持に回るような気がするのですがどうでしょうか・・あくまでも予測です。