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No.2346 流動的な取水制限

2013.07.12

 私が副委員長を務める県企画財政部から連日のようにFAXが入っている。
 渇水対策を担当している土地水政策課からのものだが、10日のものは、17日から10%の取水制限を実施するという内容だった。一転して、11日にはそれを延期すると変わっていた。
 国(国土交通省関東地方整備局)と利根川流域都県で構成する「利根川水系渇水対策連絡協議会幹事会」が開催され、取水制限の有無は週末の降雨状況を確認したうえで来週あらためて協議することになったというのである。
 さらに、利根川水系8ダムの現在の貯水状況から17日から取水制限が行われることはないと予測してもいる。おそらくここ数日各地で発生しているゲリラ豪雨が、これらの地域も見舞った可能性が高いと思われる。
 現在の総貯水量が22,765万㎥、貯水率66%、平年比で73%ということであれば、確かに緊急の取水制限を実施する必要はないと感じる。しかし、これらの数値は短期間で変動することがあるので、常に要注意であることには変わりがない。