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No.2345 屈託のない子どもたちに癒されて

2013.07.12

 金曜日ともなって、さすがの週はじめからのこの暑さに朝パトに出かけるのに躊躇する自分がいた。今週になっての猛暑続きで、朝7時にはかなりの気温に達しており、月から木まで出たから勘弁してもらおうかと、勝手な理屈をつけてもみるのだが、いやいやそれではいかんとたしなめる自分もいて、結局身支度を整えていつもの時間に交差点に立った。
 ところが、今日ばかりは気力を振り絞ってよかったー。ちょうど、長倉小学校の児童たちが2台の観光バスに乗って林間学校に出かけるところに出くわした。そのバスの窓が一部開放されていて、「おはようございまーす。行ってきまーす」という声が自分に向けられたのだ。2台目のバスは窓は開いてなかったものの、中で数人の児童が手を振っている。読唇術は持ち合わせていなのでわからなかったが、何かしゃべってもいる。わめいているといったほうが適切かもしれない。無論、顔はニコニコしながらである。

 送りに出向いていた数人の保護者が帰宅する途中、「いつもありがとうございます」などと声をかけてくれながらの会話で、5年生80人ということと林間学校で日光に行くということがわかった。2泊というのは私たちの時代から林間や臨海の慣わしのようだ。
 私にもわずかながらの想い出は残っている。断片的なのが残念だが、生まれて初めてキャンプ的要素の味わいを経験できたという思いが強い。火をおこし、米を洗い、飯盒で炊く。炊き立てのご飯の相手は、もちろん定番中の定番のカレーだ。楽しい想い出をたくさんきざんで来いよ!と思わずにはいられない。
 私が立つ交差点を通過するのを待っていて、元気な姿をのぞかせてくれた子どもたち。そのまま真っ直ぐ育ってほしい。暑さ吹き飛ぶ癒しに感謝!