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No.2316 補助金 

2013.04.14

 いつもながらせわしない週末となっています。ここにきて、ようやく落ち着いた春を感じさせる陽気になりましたが、先週のさくらマラソンの中止は残念でした。皮肉にも好天となったのですが、しばらく後に強い風が吹きはじめましたので、万が一のことを思うと中止は最良の選択だったかなと感じます。

 さて、街のイベント、祭事は住民の郷土愛を育み、地域活性化に意義深く、その繁栄を期待する思いは、今も昔も全国共通のことです。そしてイベント運営には金がかかるのも今昔同様のことでありますが、時に「減らされた」「増えた」といった悲喜こもごもがあるようです。今日も、ソフトボール大会、軟式野球大会そしてある体協の総会と午前中続けて参加してきましたが、あるところで、「高齢者が喜ぶ企画の必要性を考えると繰越金が年々減っているようで心配です。市長もいらっしゃるところでなんですが、補助金を増やしていただけるようなことがあればありがたいのですが・・・」といった声が出ました。

 招待者に直接談判の是非は別にして、地域イベントのあり方を見直す必要があるのは確かなことだと思います。ただし、毎年補助金の増減が行政の都合で上下するというのも考えものですし、特定団体ばかりが喜ぶ手法もいかがなものかと思いますが、ここまで長い間元気のなかった日本、とくに地方では少し元気アップのきざしが見えてきたかなと感じますので、前述のような声が出てくるのかもしれません。

 つい先日市内の知人から、自治会館の建設計画において県からの補助金が承認されたとのご連絡をいただきました。素晴らしいことだと思います。地域住民が古くなった自治会館や集会所を立て直すというのは、昔ならともかく、今の時代は大変なことだろうと思います。相当の期間を申請準備にあてられてご苦労されていたのを聞いていたものですから、私もなんとなく嬉しい感覚をいただいています。
 実は、その関係では県に数十件の補助金申請が出されますが、昨年は30件ほどの補助金が承認されております。やはり計画性のレベルと思いや意思の強さというのもが、相手を動かす力になっているものと思われます。
 補助金にもいろいろな種類、性質のものがありますが、ただ補助金を!というだけでなく、その対象をはっきりして、計画に具体性を示すということが許可承認のためにいかに大切かは一般の仕事にも言えることで、サラリーマン時代に鍛えられているつもりですが、もしも自分が・・となるとさて、今はどうでしょうか?