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No.2315 礼儀、挨拶は一流への必須要件

2013.04.08

ファイル 254-3.jpg 一昨日、全国交通安全運動週間の始まりにあたり、幸手警察署では1日所長に浅井えり子さんをお迎えした。ご存知の通り、ソウル五輪のマラソン選手で、名古屋国際女子マラソンなどで優勝した日本の女子マラソンの草分け的な存在の方です。
 所管内の栗橋駅東口で行われたセレモニーに招待されたことから、浅井さんと昼食を共にしながらしばし歓談することとなったが、なるほどと感じるお話を聴き、その場の全員が感心しきりとなった次第。

 要するに難しい話ではないのだが、浅井さんのこれまでの経験において、およそ一流という肩書きがついたアスリートは、誰もが礼儀正しく、挨拶をしっかりする人ばかりだというのである。思春期から青年期に入る年頃で、世間から注目されることについては、才能を見込まれ、また発揮できているという点で価値あることだが、それによって人の基本を忘れる選手が少なくないらしい。
 こうしたタイプは、自らの才能をさらに高めるためには努力があってこそという理解ができないパターンか、もしくは形だけの努力で済ませて納得するようになってしまうパターンのどちらかなのだろう。
 聴き手を説得する力というのは、その道を登った人が言うと深いものがある。まさに、当たり前と決め付けてしまえばそれまでではあるが、今日、この話を中学校と高校の入学式で早速引用させていただいた。