9月議会で最大のハイライトは、最終日のハラスメントだったと思う。
どういうことかと言うと・・・数日前に新聞折込された本田謡子議員の市政報告のB4一面使いでその詳細が示されていた。その内容について、ご質問のメールもいただく状況である。
決議案第1号
市議会議員と市職員のハラスメント調査実施に関する決議案
という上記決議案が、提出者本田、賛成者小林、大平という3名の議員によって提出され、採決の結果は、賛成に高野議員と私が加わったものの、他の議員が反対して否決となった。
反対の内容は、主に次の2つに集約されたいたと言ってもよいだろう。
①ハラスメント調査委員会を設置すること
②市職員と議員のハラスメント実態調査を実施すること
実は、私も賛成の署名依頼を受けたが、ハラスメント調査委員会の設置については、まずは調査をして、そこでハラスメントの実態が表面化してからでも遅くは無いし、順序としてそうあるべきと考えたことと、この委員会の設置が採決で賛成への足かせになるという確信からその旨を説明したのだが、決議案の文面が変わることは無かったので署名はお断りをした。
但し、数年前に議会内暴行事件が話題になった際、被害届けを出した職員に対して「あんた少しは大人になりなさいよ」と暴言を吐いた議員がおり、当時議長の立場として市長にハラスメント調査の実施を要望したことがある。
そうした経緯もあって、主旨そのものには大いに妥当性を感じていたのだが、決議案は出来る限り採決賛成という結果に向けて体を為すべきと考えるところから採決では賛成すると決めていたものの、署名はしなかったということである。
前述のとおり、採決は否決となったが、その主たる理由は二つだった。
❶調査委員会の設置は時期尚早等々・・・
❷最終日に提出されても、議論を深めることは出来ず、考えもまとまらない
私は先に説明した通り、❶については理解できる。しかし、❷はどうだろうか?反対の為の反対にしか感じられないのだ。なぜなら、このハラスメント調査の実施については、幸手市議会議員研修及び4区構成市の全体議員研修会でテーマとして取り上げられて間もないことに加え、その実施の重要性を講師によって説諭させられていたことによる。したがって、議論の時間が無いというのは何を今更といった想いしかない。
国政で最近野党が反対のために使う常套句として塾議の時間が足りないとか、丁寧な説明をという言葉を発するが、塾議したら賛成するのか? はたまた丁寧な説明を心がけても丁寧ではないとして週刊誌ネタに執着する姿が目に焼き付くパターンが多い。
また、決議案が最終日に提出されることも特段珍しいことでもない。逆に言えば、根回しがないと言っているようにも聞こえるし、事前の根回しも、多数派が少数派の議員から出される決議案に真摯に賛同するというのも非現実的なのだ。かくして幸手市議会ではハラスメント調査すら実施出来ない状況ということである。
問題意識を持たれた方は、是非9月議会最終日の終了時間に近い場面の録画中継をご覧いただき、反対的質疑及び反対討論を誰がどんな内容で述べているかをご確認ください。
反対討論で「私はこの主旨には基本的に賛同です」という断りを入れつつも、先の2点を主な理由にして反対討論をする議員の姿を確認できます。研修はいったい何だったのかと感じる次第です。