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No.3887 幸手市議会らしい?

2025.12.17

 夕食後、ゆったり感の中で電源を入れたところ、当ブログへのアクセスが100を超えていたので驚いたのなんの! ふた昔前には1,000を超えた日もありましたが、6年前に市議として再選されてからは、その大台になった日も数回ほどあった程度で、途中いろいろあってブログを休止してからは低空飛行が続いていたものです。
 急増の原因は、このところのブログで公選法違反について詳細な書き込みをしていたことから、議会最終日に何かありそうだという関心をいただいたことによるものかなと推察してます。確かに、いろいろと複雑な胸中もあるにはあったのですが、指摘した問題はまだまだ新たな展開もあるかもしれないと考えたことと、通常議案の採決とは別に決議案が二つ提出されるという情報もあり、熟慮の上、静かな年の瀬を迎えようと羅心盤の舵を切り替えたとご理解ください。

 今日の議会では追加議案がいくつか提出されましたが、報酬改定議案と重点支援地方交付金に関する補正予算案は、私自身注目していた案件です。報酬改定については5つの個別議案として出されましたが、そのうち二つについて、私は反対しました。正式議案名をわかりやすく書きますと以下のような内容です。
第92号 幸手市議会議員の報酬を増加する議案・・・私と大平議員が反対
第93号 幸手市長等の給与を増加する議案・・・・・私だけ反対
第94号 職員の給与月額を増額する議案・・・・・・全員賛成
第95号 一般職の任期付き職員の給与月額を増額する議案・・・全員賛成
第96号 会計年度任用職員の給与を増額する議案・・全員賛成

 92、93の2つの案に私が反対した理由は、選挙によって市民に選ばれた市長や議員が、現時点で報酬や給与を額の如何にかかわらず納得してもらえる状況だろうか?という疑問からです。また、報酬審議委員会が現議長になって早々開催されたことも疑問でした。現議長になって議長席の椅子(局長椅子も)の取り換えが30万円かけて行われたりもしました。さらに、来年度の議会費の予算要望でも政務活動費が議員一人月額1万円から3万円への要求となり、それも議員全員に説明もないまま文字になっていたという不可解さ。これについては全協において質疑しましたが残念ながら明解な答えは返ってきませんでした。また、議長就任前の3月議会で天神の湯の早期復活を担当部長に厳しい口調で質問したこともありましたが、財政窮乏下にある幸手市の実情をどこまで憂慮かつ配慮されているのかと感じられてならないのです。

決議案第3号 大きな地震から市民の命、職員の命を守るため、耐震上問題のある市役所本庁舎を早急に使用禁止とすることを求める決議案
  提出者:坂本議員、賛成は小泉、本田、小林議員の計4議員

 私の反対理由は、提出者が主張した既存施設の再利用推進までは同じ考え方でしたが、約7年後と予想される新庁舎が出来るまでの期限付きという私と異なり、新庁舎は建てないという提出者の考えとの誤差によるものです。この新庁舎問題は一言では説明しにくいのでまた後日ということで。

決議案第4号 木村純夫市長に対する問責決議案
  提出者:小林議員、反対は私と大平議員の2人のみ

 臨時議会を開かず控訴や支払いを専決したのは議会軽視という理由が決議案の内容でした。思うに、かつてない職員による突然の訴訟は、その時点で司法が関わることとなり、双方の弁護士との協議等々手間と時間を考えると、タイミングの問題からも臨時議会を開く余裕があったかどうかです。裁判となった係争事案では難しい面もあったようにも感じるのです。ただ、最初に訴訟を受けてから議会に報告しなかった期間が長すぎたことは執行部の失態であろうとは思います。
 以上、簡略化しての報告でしたが、わかりにくい点については遠慮なくメール等にてご指摘ください。ブログですべてを書くのも難しいものですね。
 なお、議案や決議案の正式な文面は市議会ホームページでご確認くださるようお願い致します。