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No.2223 煽動的報道に惑わされることなく!

2012.09.02

 私事に終始した前号にお付き合いくださりありがとうございました。

 しばらくぶりに国政関連をひとくさり・・・。
 最近のメディアはまた3年前のような各紙、各局の思考を繁栄させる報道が強化されているように感じます。
 週刊誌ではとくにG誌やP誌が維新の会の礼賛記事を強調しています。もともと小沢一郎氏をバックアップする報道では群を抜いていたP誌の維新への変節ぶりは、両者を近づけさせたいという思惑があるのかもしれません。

 新聞で言えば、2大紙の決定的な違いは、片や脱原発志向が国民の半数に達成という関連記事を連日のように一面で取り扱い、これを時期選挙の争点にしたい狙いがあることを伺わせています。フライデーデモの正当性をアピールする内容も多く見られます。当紙は、従軍慰安婦の強制連行があったとする記事を日本で真っ先に取り上げたり、国歌・国旗に関する報道ではかなり左派的傾向を見せていることはよく知られたところです。

 2大紙のもう一方は、盛んに領土問題を扱い、将来の日本を憂い、国益を損なわないことを訴える記事が一面に目立ちます。この傾向はやはり思想的なものもあるでしょうし、そのバックボーンが根本的に異なることを示しているものと表向き理解できます。しかし、裏側の真相はわかるはずもありません。

 私はどちらがいいなどと申すものではありませんが、少なくとも、多くの有権者が電車の中吊り広告に洗脳され、そんな上っ面なことで投票して欲しくない!と願っているものです。もうポピュリズム選挙から脱するべきところなのに、注目の維新の会がそのポピュリズムを鮮明に打ち出して、日本の一党独裁を狙っているのが見え隠れするのです。
 これについてはまた次号でと思っていますが、国政がここまで落ち込んでいるので、起死回生を求める国民が多くなっても不思議ではありません。しかし政治に起死回生などあろうはずもないのです。
 経済外交教育治安領土国防・・・いったいどうなるのやら。