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No.3671 防衛論by小野寺元防衛大臣

2023.02.20

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 昨日、久喜市菖蒲町で行われた自民党支部主催の防衛セミナー、そして県議選決起大会的要素を兼ねた公開講演会に参加しました。
 11日にあったスマホ依存症問題への警鐘と対策セミナーも大いに参考になりましたが、この講演会も意義あるものでした。

ファイル 1601-1.jpg BSフジでおなじみの小野寺五典元防衛大臣が演者でしたが、テレビと変わらず物腰も声もソフトで防衛論を語るイメージには思えません。しかし、今や佐藤正久ヒゲ隊長と並ぶ国家防衛に欠かせない理論の持ち主であることを実感させてくれました。
 出だしは、名前の説明からですが、政治家の講演はこうしたエピソードを面白可笑しく紹介することで聞く側の気持ちをほぐす話法がよく見られます。なぜ五かというと5月5日の午前5時に誕生したというので五、それにお父様の一文字を入れて五典だと。しかも今回の10増10減で宮城県は選挙区が6から5に減り、その第5選挙区が自分の選挙区だと、まさに5並びの話。そこから本題に入っていくわけです。

 
 さて、本題について私がここで詳細を語ることも無く、防衛強化、防衛費増強というのは戦争をするためではなく、戦争を抑止することだと自民党がかねてより主張している内容です。最近は公明党、国民民主党、維新の会もこの理論を理解しつつあるようです。
 共産党や社民党、そして立民党なども戦争をするためだと反対の声を上げていますが、世界の実情はそんな暢気なことを言っていては国が亡ぶことを待っているかのような論理だということです。
 国と国民を護るための防衛だということであり、それは防衛整備無くして対等な外交など不可能な実態がロシアや中国が示しているではありませんか。ウクライナや香港、ウィグル、チベットの民が身をもって味わう地獄に近い実態があるということです。あまり知られていませんが、NATO諸国はどの国も防衛整備は怠りなく、永世中立国のスイスなども常に防衛強化を志向しているのです。
 正当な外交のためには、相応の防衛力を備えておくというのは、世界共通の考え方というべきで、ガンジー精神は立派ではあるものの理想に近いものとなり、残念ながら通用しない世界外交環境になっていると考えるべきでしょう。

 こういう話をすると、枝久保は右だとか決めつける、いわゆる右左で評論評価したがる人たちがいますが、私はいたって普通一般的な考えだと思っています。小野寺元防衛大臣の話を聞いてもごく当たり前に当たり前のことを伝えてくれていると思います。
 左傾思想家はある意味、政党や政治発言から確定可能な存在だと思っていますが、右というのは幅が広くて、日の丸や国歌を愛でるだけで右と評されかねません。靖国神社の参拝も毎年参詣するようにしていますが、それが右だとは思いません。それも左の方が好んでそう決めつけたがると感じています。
 ネットでは社会や政治の在り方について双方からの厳しい言葉が出まくる、嫌な時代になったものだと思いますが、これに感じることとして、どちらにも醜い、口汚い言葉遣いをする人がいるということです。その仲間にはなりたくない、ならない!と思いながらネット社会に遅れないようにと思う今日この頃です。
 9時になろうかという時間、今日から一般質問です。私の出番は22日3日目です。当日は誕生日なんですが、だからということではなく、任期最後の一般質問ですので気持ちはいつもと若干違うかなと。それでは!