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No.3612 卑劣な国葬反対派

2022.09.23

 いったいこの国はどうしたと言うのか!
 悲しくもあり、おぞましいメールが全国の市町村に届けられているようです。その中身とは・・・

「9月27日に開催される安倍元総理の国葬を中止しない場合、小中学校から濃硫酸等を盗み、日本武道館に撒く。また、全国の子どもを誘拐し、爆弾を仕掛ける。更に、市役所等公共施設に毒ガスを撒く」
 という内容です。幸手市教育委員会からの万全の注意を!という通達が出されました。

 反対運動の多くは、著名な憲法学者、芸能人、コメンテーター、それに野党議員の極左思想の持ち主による言動を中心に、左派メディアが国民煽動運動を行っているというのが実態です。訴訟や監査請求といった過激反対運動を首謀する弁護士が多いのはなぜかと不思議な感じです。
 そうしたことにより、影響を受けた国民が増えているという実情は認識するところですが、メディアは都合のいい反対数増加を声高に伝えています。
 野田元総理が人生観として国葬には出席すると発言していますが、日本人の心を持っているということではないでしょうか。もっとも、自民党の中にも村上誠一郎のように安倍さんを国賊だとまでいい放つ議員もいるにはいます。党として黙認すべき言葉ではありません。死者に向ける言葉ではないでしょう。47人の知事で欠席を表明しているのは静岡と沖縄の知事だけだといいます。

 ともあれ、現実は他の先進諸外国に比して政権転覆を画策するメディア主導の左派運動が多いと理解せざるを得ませんが、上記の脅迫メールまでに及ぶようだと、前号で書いた健やかな心などあったものではありません。とくに送信する側にはそんなものはないということでしかありません。
 結局、この脅迫メールは力づくでも国葬をやめさせたい思考そのものです。現代の思想の風潮に、左派思想家に限って民主主義を標榜しますが、もとよりマルクスレーニン思想にも中国共産党思想にも民主主義が介在してはいないわけですから、現代日本の思想形態は民主主義を左派思想集団が都合よく利用していると考えるべきでしょう。
 そもそも左派全体主義国家に民主主義の最たる活動とされる選挙という制度はありません。あったにしても形だけの選挙で、独裁者の有利な結果が出るようなものであり、民主主義制度下による真実の情報が流されることはない情報不拡散というのが独裁全体主義国家の実態でしょう。

 つい最近、私が住む地域でも心無い脅迫文が特定のご家庭に投げ込まれた事件がありました。真実を確かめもせず、どうしてこんなおどろおどろした文章が書けるのだろうかと思う内容です。この種にありがちな匿名文です。投げ込まれたご家庭は、つい最近ご主人を亡くされた独り住まいの奥様で、震えるほどの怖さから警察に出向いたそうです。同じ地域に住む言わば地域のお仲間にするべきことかと思いますが、おそらく正義感が行き過ぎたゆえのことだと思うのですが、常軌を逸した考えもつかない言葉の羅列には驚きます。
 所轄警察の話では被害届が出されれば、調査対象になる脅迫内容とのことですが、昨今の市井のエキセントリックで過激な言動に接するにつけ、子どもたちの未来を憂うことが多くなるばかりです。そこに無縁ではありませんから。
 現代の大人の中に、なぜこれほどまでにとんがった言動をする人が多くなってしまったのだろうか! 田舎には結という地域の繋がりがありますが、各地から集まった新興住宅地では高齢化が進むにつれて丸くなるどころか感情昂る方が姿を現すのでしょうか。リタイアモンスターという言葉が一時流行しましたが、その実態はごくごく少ない数だと思うのですが現存しているということでしょうか?