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No.2208 ふるさと創造資金の内示

2012.07.23

 今朝は早朝4時30分から市内農家の野菜朝摘み作業の体験をさせていただきました。食については消費の立場しか経験したことのない私としては、生産の立場がどれほど大変なものかをうかがい知りたいとの思いから5月の田植えに続いて意欲的に実施したもので、短い時間ではありましたが、それなりに感じるものはありました。またお邪魔したいと思っています。

 さて、掲題の中身ですが、いわゆる幸手市に関わる形で埼玉県からの平成24年度分としての補助金支出の内示が発表になったということです。
 ひとつは、3市3町による消防広域化が決定されたことにより、その久喜地区消防組合に対するもの。もうひとつは、農産物直売所が幸手市に出来ることに関連してのものになっています。

消防広域化推進事業=広域自治連係支援事業
 OAネットワークシステムを一元化し、消防本部の情報基盤、基幹システムの整備による事務の効率化をもって住民サービスの向上をはかる。

  上記事業の事業費 92,700千円(うち要望額 40,000千円)
  決定内示額 40,000千円

情報発信基地設置事業
 「権現堂堤」隣接地にみずほ農協が新設する直売所内に幸手市の観光物産情報基地を整備し、観光来訪者を取り込み幸手特産品のPR活動を推進する。

  上記事業の事業費 10.000千円(うち要望額 5,000千円)
  決定内示額 5,000千円

 前者は、広域化を指導する側の埼玉県が当初より一部資金負担をするものとして、最終的に額が決まったことへの内示。
 後者は、申請にもとづいて審査された結果として、新規に発表されたもので新たに獲得した補助金です。この事業については、幸手市と幸手市商工会と農協が共同で発案し、小森谷前県議に依頼する形で、いわゆる4者一体で埼玉県に陳情をしてきた経緯があります。以降、より詳細に計画が練られるのと並行して、県が審査していたもので、ここに来てようやく実現の運びとなったことはなによりでした。
 この農産物直売所は、来年春にオープンの予定となっています。
 このように、県が最初から関わる事業には補助金が支出されるのはある意味当然ということになるわけですが、自治体単独のアイデア事業に対する補助金を獲得するには、一定の期間と関係者一体の連係努力が欠かせないということがおわかりいただけるかと思います。