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No.3535 明日議会初日

2022.02.17

 この2日間、春めいてきたぞと感じたのにまた今朝は! なぜ今冬はここまで寒いのでしょうか。地球温暖化の現実を疑うほどです。このところの数年は雪も少なく、スキー場の廃業が相次ぐ状況でしたが、新聞のスキー場積雪情報を見ると3m前後のスキーリゾートが少なくありません。北陸から山陰の雪景色映像を見るほどに当地では暮らし向きも大変なことだろうと思います。

 いよいよ明日から3月定例会が始まります。159億4千万円の新年度予算審議が中心の議会です。初日は議案説明、その後一般質問3日間を経て、議案質疑、委員会付託議案質疑といった流れで進んでいき、3月18日の最終日に採決となります。
 こうした形で予算審議をすることは大切ですし、例年、4回行われる定例会の中でも3月議会は執行部も議会議員側も最も緊張する議会と言えます。ただ、予算に関わるという点では同じことなのですが、人口減少問題を起点にすると、すべての施策がそこに絡むことになると考えるべきです。そうした観点から思いを巡らすと、今の地方自治体は予算がいくらあっても足りないと言っても間違いではないくらい、喫緊及び当面の課題が多岐に渡ります。
 例えば、街づくりに直結する土木建築関連の大事業として(県事業も含む)次のようなものがあります。
■幸手駅西口区画整理事業の進捗
■権現堂第二公園整備事業
■惣新田幸手バイパス整備事業
■産業団地増強整備事業の具体化と既販売造成地の早期建設工事の具体化
■新庁舎建設計画の具体化
これらの事業は、義務的経費といった範疇に入らないことと、巨額を伴う事業なので、国や県の補助金があるからといってすぐにというわけにはいきません。さりとて予算が厳しいからといっていつまでも後回しにも出来ません。執行部にとって悩ましいことこの上ない課題なのです。早期にクリアして幸手市変貌を実現するために知恵の絞りどころです。
ファイル 1456-1.jpg 写真は1月に撮影したものですが、幸手市惣新田地区の江戸川右岸堤防工事の様子です。国家事業として進められているわけですが、これも始まってから相当の年月が経過しています。実に気の長い事業ですがどれもが国民の命を守る事業であり、街の未来を構築する事業です。