記事一覧

No.3518 権現堂堤の桜が・・・

2022.01.10

ファイル 1439-1.jpg 昨日の埼玉新聞に気になる記事が。しかも1面トップ扱いで掲載された内容は、権現堂の桜の老齢化が進んでいることと、クビアカツヤカミキリの被害が見つかったことによる維持保全の難しさを伝えるものでした。
 今や、四季折々の楽しみを魅せる花堤として県内屈指の花名所になっている権現堂桜堤ですが、人間と同じように高齢化問題の波が押し寄せているということなのでしょう。老木化はかなり前から指摘されていたことですが、桜保存会の方々の努力といたわりの精神で手を入れられ大事に管理されてきたわけです。
 加えて、この20年ほどで、水仙、紫陽花、曼珠沙華といった花木を植栽し、一年中堤を賑わす幸手の名所に仕立て上げました。また、花見見物に訪れる人たちに更に癒しの楽しみをという想いで屋久島ヤギの飼育を始めるなど、アイデアと努力を注いできた県立公園です。私も県議時代にトイレ、事務所、西側駐車場、そして万葉の花であしらった第3公園の新設に多少のお役に立てたという想いもあって季節にかかわりなく時折訪れる癒しの公園です。
 権現堂公園は、県内にたしか26ある県立公園のひとつで、幸手市及び桜保存会が県から管理委託されています。その中心人物として活躍された同会並木前理事長が、昨年10月に亡くなられたことから今後の保全管理に関心が深まっていた矢先の新聞報道。私は、堤の話をするたびに幸手市のランドマークだと言っています。権現堂桜堤が、県と幸手市の貴重な財産として永遠に保全されるよう願うばかりです。