記事一覧

No.3460 菅総理お疲れ様でした!

2021.09.05

 9月議会も明日は一般質問の最後、3日目となります。これまで10名の議員が登壇し、残すところ3名ですが、私が6日月曜日のトップバッターで10時開始、その後、武藤、藤沼のベテラン議員お二人が質問します。今議会は最後まで傍聴が出来ませんので、お時間の都合次第でネット中継をお楽しみください。いや、楽しいというものではありませんかね。

 さて、号外まで出た菅総理の退陣発表。前日までの雰囲気とは真逆の状況となり、政治の裏側を推測する動きが活発です。
 しかし、菅総理はそんなに批判されるべき総理だっただろうか? 
■携帯料金の値下げ
■原発処理水の海洋放出決定
■不妊治療費の保険適用
■重要土地規制法
■ワクチン確保に外交ルートから尽力・・・国民の半分が接種完了はすごい!
■韓国に対する毅然とした対応
■日本学術会議にメスを入れる
■2020オリパラ開催
個人的には、国民目線のそうそうたる施策を実現したと感じています。

悔やまれる点では
■五輪では、反対していながら始まった途端に国民向けのお祭り報道に浮かれたマスコミだったが、終わるや否や開催したことを批判。この部分のマスコミの朝令暮改はあまりにも極端でした。
 それが証拠に、パラ閉会式がオリ閉会式より素晴らしかったという評価がネット上で広がっている直後、ヤフーのトップ扱いの記事に驚きを隠せません。毎日新聞の(おそらく社説扱いかも)の記事がそれです。
「新型コロナウィルスの感染拡大で1年延期されたが、感染は収束せず、東京オリンピック同様、史上初の原則無観客となった。開催の賛否が割れる中、日本勢が過去2番目に多い51個のメダルを獲得し、一定の盛り上がりを見せた一方、五輪を含め両大会で増大した大会経費の検証が今後の課題となる」
 というものです。パラ閉会式直後の記事ですから、メダル獲得など一定の盛り上がりを評してはいるものの、その嫌みな内容はタイミング的にも節操の無さが際立ち、盛り上がり全体に水を差すものでしかありません。盛り上がった大会の余韻をこうも素早くかき消す思考はいかがなものかと感じる次第です。
開催賛否が割れたことも今さら持ち出すことはないでしょうし、反対は主に立憲民主党と共産党が主体となってプロパガンダに利用していたものではないかと。つまり、政党支持率で行けば賛否真っ二つだったわけではないはずです。大会が終わり、菅総理の退陣で政局が混沌とする中、選挙を意図した左派応援メッセージであるかのようです。国家観から申せば、スポーツを政局にまで持ち込み、政権批判につなげる政党もメディアも、その存在は決して国の為にはならないと思います。
■分科会の尾身会長がパラリンピックに再訪したことに対して「銀座はもう行ったじゃないか!」と越権発言。別に銀座を再訪するために来たわけではなく、オリンピック同様にパラリンピックの開催責任者として再来日したと考えるのが普通。このバッハ会長への尾身発言が総理批判の印象操作に使われたように思います。
■やはりコロナ感染者が増えたことやワクチンの不安を煽動報道するマスコミ、これに乗って批判する野党といった図式が日々の日本の代表的印象になってしまった。上にあげた実現項目などコロナで消滅したかのよう。
■疲労感があきらかに顔に出ていましたね。目力が感じられなくなりましたし、自らの意志で発する言葉が迫力に欠け、徐々に少なくなっていったようにも感じました。
 本当は、強烈な芯の強さをお持ちの政治家だと思いますし、官房長官としての仕事ぶりは信頼感を感じさせてくれました。弁論ベタと言うと失礼かもしれませんが、冷静沈着を基本に、気取ったり、形容詞が多いしゃべりではないので理解されるのに時間がかかるタイプかもと言うのが私の菅総理感です。
■総務省と息子さんの関りは、タイミング的に不幸なことでしたが、これも左派系職員による内部通告としか思えませんし、スキャンダル探しのマスコミと野党の作戦にはまった感じです。

 菅総理お疲れ様でした。まだ任期がありますし、自ら発言されたように、コロナ対策に全力であたってください。私はあと2ヶ月で日本の快方が右肩上がりに変化するような気がしています。
 さて、次の総理は誰か? 政治は一寸先は闇が現実であることを知らしめたばかりですから、なんとも言えませんが、私の一押しは高市早苗衆議院議員です。なんといっても国家観が今の日本にとって真正面から向き合っている感じがします。初の女性総裁とかは別に関係ないのです。善い人であれば、どんな世界でもどんな組織でも男女の別はありません。あまり過剰に女性の社会進出を!などと叫ぶ必要はないと思っています。進出したい人が進出すればよい。それは男女にかかわらない。そう思いませんか。