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No.3411 我慢の限界?

2021.05.05

 当ブログも1週間のGWをいただきました・・・とはいえどこぞに出かけたわけではなくステイホームそのものです。どういうわけか時折パソコン拒否症候群のようなものに襲われます。原因は刹那的な思考が頭を巡ることにあると感じています。何がそうさせるのかはその時々でいろいろですが、そうすると気持ちに積極性が失せるようで、自分としてはそれを乗り越えるためにパソコンに触れない、というか思考がまとまらないのです。お蔭で迷惑も含めたメールが500件ほどたまりました。いただいた方々には失礼を深くお詫び申し上げます。実際は筆不精ですので絶不調にならないよう自分を檄すのが大変です(笑)

 このバイオリズムの低下した状況を、エンジェルスの大谷選手がかなり晴らしてくれました。昨日の9号ホームランは素晴らしかったですね。若干アッパー気味のスウィングのフィニッシュで、バットが背中に真っすぐへばりつくフォームは彼独特のものです。前日の試合で右ひじに死球を受け、次打席の初球では顔近くをストレートがよぎり顔をのけぞらせる大谷選手。これがその後の打席に影響するかもしれないと推測したのですが、タンパベイから本拠地に戻った翌日の試合では死球の恐怖感などなんのそのでした。しかもその前の打席では内野手がはじいて外野に転がる打球を見て猛然と2塁にスライディング。ケガを考えるとそういう無謀とも言えるプレーをする投手などいないのですが、彼は違う。次のトラウトの初球に3塁へ盗塁。前日2盗塁した彼の走力は非凡なものがありますが、ここは大打者トラウトですし、ヒットで2塁からホームインできる足を持つわけですから3盗の必要性があるとは思えないのですが、ここでも彼は違う。トラウトに怒られても仕方のない盗塁死でした。日本では考えられないプレーです。
 実際に、昔のことですが長島さんが同様のことをして、次打者だった広岡さんが怒ったという実話があります。日本とアメリカのベースボールの違いでしょうが、グランドでもベンチでものびのびしている彼は爽やかさにあふれています。なにもかも型破りな大谷選手の魅力に、この1年いい夢を見させてもらおうと思います。夢? 彼の10勝&30本ですが願わくはホームランキングです。

 ところで、メジャーリーグを見ていてコロナについてアメリカと日本の違いに驚きます。数試合前にテキサス州アーリントンで行われたレンジャーズ戦では、観客制限無し、マスク着用無用というものでした。次のタンパベイでのレイズとの試合やアナハイムに戻ってからは入場制限は設けていたもののマスクは無用。したい人がすればいいという感じで、良い悪いは別にしておおらかなアメリカを感じましたが、数カ月前のアメリカを思い出すと今の光景が信じられないほどです。
 アルトゥーベといった有名選手にも感染者が出ている状況で、試合を中止するなどの措置を取っていながらも、昨年とは全く異なる実戦が繰り広げられ、スタンドの観客の飲み食いも自由な野球場が多いことに不思議な感覚を覚えます。日本はもとより、インドの現実と比較するとアメリカの奇跡と言えるのではないでしょうか。

 インドが心配ですが、日本も困難な状況に変わりありません。自治体によってワクチン接種対策はまちまちですが、今朝のニュースで春日部市の接種状況が報じられていましたショッピングモールを利用しての高齢者接種が始まったというものですが、比較論ではなく、どこの街でも順調に接種が広がることを願わずにはいられません。
 そういう現実を知ってかしらずか、軽井沢、箱根、江の島などの観光地を始め、公園、河原といった場所に人出が多くなっているようです。場所によっては、まさにラッシュ混雑といった映像に驚かされます。小さなお子さんを持つ若い夫婦の想いは理解できます。幼児、小児と戯れて遊ぶことの出来る年月はあっと言う間に終わりますから。人生で子どもの成長を願い、子どもからも慕われる親子一体感を感じる貴重な時間です。くれぐれも気をつけてというのが精一杯です。
 広い意味でのアイデアが湧いてきました。パンデミックとなっている大都市で、消毒噴霧車を走らせるというのはどうでしょうか。街の情景にコロナ禍を感じさせるものが無さ過ぎると思うのです。幸手市で言えば防災無線だけです。しかし、これも今はピーターと狼状態です。市民に言わずもがなの衝撃がもたらされるのではないでしょうか。実際の効果もテキメンかもしれません・・・熟慮してのものではありませんが、コロナ対策でいろいろなことが頭を巡るものですからついつい・・・その程度でご理解いただければ。