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No.2192 幸手駅西口地区街づくり推進委員会

2012.06.07

 年度替わりの時期は、各団体の総会が集中的に開催されるが、今日は掲題の総会が開催された。予算額としてはそれほど大きな資金が動いている組織ではないが、街の未来を担う根幹事業に関わるものとしての位置づけは重要な意義を持つ組織である。
 議案審議終了後のやりとりの中では、事業計画にある研修会の内容はどういったものか、この推進委員会と別途設けられる審議委員会との違いはどこか、推進委員会を継続することの意義はあるのかなどといった質疑が交わされ、各委員がこの事業に期待する思いが理解できた次第。

 私自身が考えるポイントは、県と幸手市が長年協議を重ねた結果くだされた事業認可に沿う形の計画とやや異なり、橋上駅舎が優先されることへの財政的な兼ね合いが順調に進むかどうかだと思っている。なんだかんだ言って、橋上駅舎だけでも9億円前後はかかる話ではあるのだから。
 また、それによって当初の計画による駅舎改築時期と、新たに駅舎先行計画に変えた結果とで時期的な差がどれほど生じるのか・・・数年もの違いが生じるのであれば結構なことなのだが。
 さらに、今の西口の状態のままで橋上駅舎が出来たとして、階段降り口からの地区流入へのアクセスや、その後の区画整理事業に対してのメリット・デメリットとしてどういったことが考えられるのか等々・・・。

 いずれにしても挨拶でも話したのだが、従来の都市整備・駅周辺開発課あらため「まちづくり事業課」となった新組織の知識と熱意豊かな精鋭職員の皆さんが、いくつかのハードルを乗り越えて事業促進の原動力となって頑張ってくれるだろうと確信しているし、私がバックアップする場面も無論生じることだろうし、互いに力を合わせてこれを推進していきたいと考えている。
 ともかく、新市長の選挙マニフェストが実行されていくとなると、かなりの歳出予算が幸手市として必要になるので、これまで盛り返してきた財政再建・健全化が逆走し過ぎないことだけは祈るばかりだ。