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No.2190 さわやか交流会

2012.06.03

 今日、市内の公民館でおこなわれたカラオケイベントに招かれた。
 このイベントは単にカラオケだけを楽しむ会ではなく、市内2ヶ所の知的障害者施設の園生たちを招いて、共にひと時を楽しむという主旨のもので、単一のカラオケ愛好会が毎年実施しています。会員の皆さん達が園生により楽しく過ごしてもらうために工夫を凝らした企画が盛りだくさんの、さしずめ「愛の交流会」とも感じる素晴らしい時間でした。
 人の歌に真剣に耳を傾け、拍手をし、ステージに上がると精一杯歌う園生たちには、健常の私たちの方が癒される感じでした。

 私も主催者の勧めもあって1曲歌わせていただきました。
 以前、彼らは自らの生涯を不幸と思うことなく毎日を頑張って生きているのだから哀憐の感情をもつことはないと伺ったことがあります。ですから楽しんでいる場面で湿っぽくなるのはいけないことだとは思いつつ、手拍子しながら私を見詰める園生の眼差しが、あまりにも熱く一生懸命の応援ぶりだったもので、ついつい声がつまってしまいました。
 近頃、ちょっとしたことでも涙もろくなっている自分にしっかりしろ!と言い聞かせているのですが、どうにもならなくなる時があるのです。