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No.3316 共産党議員の論理破綻が極まる

2020.08.23

 前号の西分署に関する速報に対して、有難い内容の言葉が電話やメールで届いています。本当に良かったとつくづく思います。万が一、消防合併に参加せず、幸手市単独で消防行政を続けていたら10数年前の東分署廃止と同様の運命をたどった可能性もあった西分署が、救急ステーションとして存続することになったのです。しかも出動指令システムや出動体制が格段に向上したことは、単独行政では実現不可能でしたから尚更です。
 ところが、これに対する幸手共産党(実際はベテランのO議員に限られることと思われます)の論理が極端に過ぎて、矛盾と破綻に覆われています。それは、市長批判だけでなく私への批判にも結びつけており、なぜこういう悪質な文章を造れるのかと思うと共産党さもありなんといったところです。ですが、もう一人の共産党議員さんにはそういった感覚はないので、党というより人間性の問題と言うのが私の結論です。要するに町田市政時代と同じです。相変わらず西口開発批判を続けていますしね。歳を重ねて多少丸くなったと思っていましたがなんのなんのです。体調がおかしいのではないかと心配になるほどです。

幸手共産党市報8月22日号に見るO議員の論理破綻
以下、青字はO議員、黒字は私の論理です。
◆「市長は副市長候補は県にお願いしており、8月上旬には提案できる」としていたが、提案出来ないまま9月議会を迎える。「お願い」をした以上中途半端に終わらせることは信用問題に繋がる。8月上旬がすでに下旬。どちらにしても説明責任があると思うがいまだに何も無い。肝心なことを言わずに西分署廃止に走り回る姿に信用は生まれない」 
 いかがですか? 廃止に走り回るなどという実際と異なる嫌味な曲解表現は相変わらずですが、副市長人事と西分署というまったく関係の無い話を信用問題に結び付ける論理には大丈夫?と思いたくなるほどの矛盾が見られます。
 副市長の件は私にも説明はありました。しかし、8月上旬に提案できるとは市長はひと言も言っておりません。いや、あるはずがないのです。8月上旬に県庁に出向き、大野知事と会われたということです。コロナ対策に追われる中、人事異動の時期でもないのに、それほど短期間で副市長候補を選任できるわけがありません。そこはお願いした以上、あくせくせず県の連絡を待つというのが幸手市のとるべき対応だと思います。なんでもネガティブ材料に理解し、それを批判論理につなげるO議員独特の歪んだ思考は昔のことだと思ってましたが、どうやら今も健在のようです。結局、街や住民生活のことより首長批判を優先する政権批判政党という点では国政の共産党と同じです。
 どういった人が副市長として県から提案されたかという「肝心なこと」はいずれ説明があるものと思います。

◆「西分署は組合議会の設立によりその管理は埼玉消防組合管理下のもとにあります。したがって管理しているのは4市2町の首長であり、運営に必要な決定事項は組合議会が決める仕組みになっています。幸手市が単独で決めることはできません」 
 そういった主張をするのなら、なぜ幸手市議会が請願審議をすることに疑問を持たなかったのでしょうか? 最も、今回の請願ではなく、昨年3月議会でほぼ同じ内容の請願が出された際の紹介議員でしたから疑問を持つはずはないですね。
 救急ステーション案は幸手市が単独で決めたのではなく、5月14日の管理者会議の場で提案されたのです。それを木村市長が受諾したということです。また、これは幸手市議会で議決する対象でもないし、組合議会で議決する対象でもありません。8月18日の管理者会議で承認された時点で決定したと理解すべき事案です。

◆「今年度2月までは、廃止・合理化案は存在するけれどまだ何も正式に決まっていない。あくまでも案である」
 たしかに、組合3月議会時点では大橋管理者のそういった答弁もありました。しかし、そこから事が動いたということです。なぜなら、9月に入ると、次年度予算の組み立て検討に入る必要性があるからです。来年2月まで案の状態だったら、予算を組むことが出来ない。したがって、8月18日の管理者会議は西分署の方向性を確定する目的で開催されたと理解すべきですが、彼はそれが出来ていない。いやしようとしないのでしょう。

◆「救急ステーション化は案として提示されたのであって、地元議員(私)が自己の広報紙で述べているような廃止か救急Sかという2者択一ではない」 
 これは全員協議会で市長自身が2者択一の提示をいただいたと思うと語っています。また、私が確認したところでもそういうことですと聞いております。
 それより、この議員は救急ステーション案を受諾した市長に対して、前述のように「西分署廃止で走り回る市長」と批判しています。救急ステーション化は廃止だという論理自体が破綻しているではありませんか。

◆「管理者会議で決定もされてなく、消防組合議会にも知らされていない救急ステーション化事項を市長が市のホームページで一方的に表明することは組合原則にも反することです」

 繰り返しになりますが、
 5月14日・・・管理者会議で木村市長に対し救急案が提示された
 5月18日・・・管理者会議で提示された旨を議員に説明
 8月18日・・・管理者会議で木村市長が救急案を受諾する旨回答
         管理者会議はこれを承認
組合原則に反しているという内容を示してほしいと思います。


◆「公表前の消防組合管理者会議の結果がネットで流出しています。流出させたのは組合議会議員の1人であり、地元香日向在住で消防自動車不要を唱える議員です。同議員は「たった今入ってきたニュース」として管理者会議が救急ステーション化を認めたと報じています。消防組合議会にも明らかにしていない管理者会議の内部の決定・事項を無断でネットに載せていいのでしょうか。もう少し慎重に行動してほしいです。また、誰が正副管理者会議の情報を流していたのでしょうか?」
 明確な私への批判です。そもそも、消防車が不要だなどという思考も主張も私はしていません。こういう表現は人間性の問題でしかありません。 
 この管理者会議の内容は秘密事項でもありませんし、西分署問題に関心の深い方々はこの日の会議の状況に注目していました。ある意味、管理者会議が提示したものに木村市長がノー回答をしたら、西分署問題は混迷の一途となる流れにあったわけですから、会議の内容はいち早く知らせる意義があると考えるのは地元議員として当然のことです。面白くないと感じる立場と朗報を早くと考える立場の価値観の違いと言えます。朗報は号外をもって速報にしたいくらいです。O議員も私と同じことをしようと思えば出来ないはずはありません。ただ、彼にとっては朗報ではないということでしょう。
 また、誰が私に情報を流したかなど、微に入り細なことに神経を逆なでしていますが、私は消防組合議会副議長という立場にもあり、また有難いこととして元県議という過去にも関連して、情報収集の対象は幅広くあります。