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No.3315 幸手西分署は存続と合理化が並立

2020.08.18

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 たった今入ったニュースです。
 本日18日午前10時から開催された東部消防組合正副管理者会議において、幸手西分署の救急ステーション化が承認されました。すでにご案内の通り、新たな名称は、来年4月1日の予定で「幸手西救急ステーション」として生まれ変わることになります。

 ここに至るまで、いろいろなことがありました。3年に及ぶ組合合理化推進計画に組み込まれた幸手西分署の廃止か存続かの結論も、多くが納得する高齢化に向けた安心安全を維持する折衷案で終止符が打たれました。
 かたや、合理化という観点からは13名分の職員補充をする必要がなくなり、人件費が年間で約5,200万円の削減となります。これは最新の救急車が2台購入出来るほどの額ですからかなりの合理化達成度と考えられます。
 近隣住民や自治会まで巻き込んだ今回の問題は、考えさせられる点が多々ありました。多くの署名を集めた努力は大変なものがあったと思いますが、その署名を組合に直接届けていたなら、今回の決定に対して素直に、かつ爆発するほどの喜びにひたれたはずであったと思うと残念でなりません。
 住民の想いは正当化できても、幸手市議会に請願を提出したこと、そのために紹介議員になったことなどは、あらためて考えてみる必要があるでしょう。最も、活動の主体となった住民にとっては、政治システムの表面的ルールに則って熱く行動したことであり、その後に生じる政治的リスクや地域弊害に目を向ける余裕などなかったのでしょう。今回のことを契機に、住民運動及び自治会活動の規約を遵守した本来の姿を見つめ直していただけることを願い、これをもって大団円ということで締めたいと思います。