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No.3286 病める日本、病める地方

2020.05.25

 おはようございます! 宣言解除間もなしを聞いて、自粛疲れと相まって営業再開や人手が一気に増えている気配です。経済再開を望む声はやむを得ないとは思うものの、堰が切れたようにもう大丈夫といった感覚にはリスクを感じてしまいます。第二波がいくつかの他国で視られることですので、まだまだ油断は禁物かと。近場のラーメン屋さんで行列が出来ているのを見て、いいのかなーと感じた次第です。
 
 さて、小生は今、「病める日本、病める地方」と題した小文を書き込んでいます。それは、課題の憲法問題にも関わるものとして捉えています。地方の一政治家ではあれ、一日本人として人権、平和、安心安全といった観点に、深い関心とともに想いを示すことは意義深いと考えるからです。
 そして、一政治家としては、その活動範囲である我が街の現状と未来に心寄せることは当然のことですからね。
 国も地方も深い闇に覆われており、病んでいる! そう感じる昨今です。

 憲法問題は、野党が議論さえ拒否している状況には大いなる怒りを禁じ得ません。これだけ世間が話題にしていることを何故避けるのか! コロナ問題に乗じた理屈はいただけません。国会議員すべてがコロナ対策に追われているわけではなく、実際に個々の委員会は開催されています。非常事態は、台湾、香港、ウィグルに対する蛮行にとどまらず、中国の地球俯瞰外交を知るにつけ、日本の危機対応に不安が募ります。国守という精神が緻密に憲法に示されてこそ国民の安心安全が高度化すると確信しますが、今の日本は様々な理由でこれを拒む悩ましい状態にあります。
 安倍総理への感想評価にはいろいろあるでしょうが、この政治家が降りたらほぼ憲法改正は実現不可能だと思います。それは、それ以前の国政及び自民党政権が教えています。だから! 護憲連合は安倍倒閣のためにはどんな手でもいとわない状態になっており、それを主導するのが左派メディアなのです。今のコロナ対策におけるテレビの実態は酷いものがあります。中立公平な報道が一層少なくなっていると強く危惧します。
 たとえば、ここまで経済が停滞したのは非常事態宣言が遅れたからだと、まるで安倍政権に問題があったかのような論理に基づく画面構成がテレビに見られます。そうした番組の多くで視られる手法は、国民の不満を煽るような印象操作的質問をぶつけたり、左派系市民のやらせインタビューを放映し、それに対して芸能人が痛烈な批判を上乗せするというシナリオです。

 数ある中で、絶対に許せないと強く思っていることがあります。それは野党の主張と、それを正しい考え方だと後押しするメディアの姿です。
それはなにか・・・「私権制限」というものです。
 コロナ対策で非常事態宣言が国会審議に上がった時に、立民、共産の議員たちはこぞって「私権制限」だと大騒ぎしました。非常時の内閣の権限が示されていない憲法下ではそうした国民を盾にとった国民不在の国会議論に、「なるほど」と感じた国民が多かったかもしれません。野党の卑劣な理屈をマスコミも支えました。たまたま、日本ではどこぞの知事が、法規制的に不可能な都市封鎖をロックダウンの可能性があると大騒ぎし、あげく政権批判までするに至り国民の不安を煽った結果、安倍倒閣連合を喜ばせました。
 さてさて主論ですが、野党が指摘した私権制限は、国民に与えられた最大の権利である国民投票をさせない思考に通じるものです。これこそ私権制限の最たるものではありませんか。
 憲法改正は国会議員だけで決められることではありません。最終的に国民投票という国民の権利が待ち受けているのです。まさに国民主権という考え方がここにあるのです。
 ではなぜ、野党や反日マスコミが国民投票を可能にする国会発議を拒むかと言えば、改憲実現の可能性が高く安倍政権の最大の目的かつ日本の政治史に歴史的足跡を残す改憲を阻止することが叶わなくなるからでしょう。だから、国民の権利を遠ざけるしかないのです。不埒な国会戦略を実行することで日本を護るという精神が欠如した野党。無意味な政治集団としか思えません。
 「護憲は護国にあらず!」小生の現状認識です。

 さあ、今日は全員協議会です、特例的に通告システムによるコロナ問題に対する質疑が行われます。小生一番手です。全員協議会ですので、録画もないし、議事録も残らないという議会です。報告はしたいと考えています。
 と、その前に香日向の子どもたちが今日から登校再開です。今週は月水金で、1日から通常登校、8日から給食再開となります。どんな元気な姿と再開できるのやら、妙にワクワクしています。