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No.3238 公共交通に自動運転バス

2020.01.27

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 人生100歳時代と言われる時代ですが、100歳まで運転できる人がどれほどいるでしょうか。また100歳まで人生を共に出来る夫婦がどれほどいるでしょうか。温かい身内に囲まれるお年寄りもいるでしょうが、孤老も今後ますます増加傾向にあると思われます。
 いまさら言うまでもありませんが、生きている限りは年齢に関係なく生活のために銀行、郵便局、病院、買物といった基礎社会インフラとのお付き合いは続きます。歳が進めば施設での生活を求める人もいるでしょうが、割合としては少数派かと。したがって、押し寄せる高齢化時代に見合った公共交通が求められるのはあらためて言うことではないのですが・・・。
 今の自治体は、とくに地方の自治体にあっては財政的に苦しい状況にあると同時に高齢化率が高い傾向にあります。つまり、公共交通整備強化は待った無しの状態でありながら予算をつけにくい現状にあると言っても過言ではないのです。幸手市も、その意味において厳しい現状にあると言えます。
 実際、市内の知人の中には運転免許を返上したいが、その後のことを考えると立ち止まってしまうという方が実に多いのです。事故でも起こしたら元もこもない。終活状態の自分が死ぬのならまだしも、若い人の命を奪うようなことにでもなったら人生最後の最後で汚点を造ることになる。だから返上をと思いはすれど思い切りがつかないと切実な想いを語るのです。

 さて、そこで・・・県こそ違え、隣町のような感覚の茨城県境町で近々自動運転による市内バスを運行するというのです。ソフトバンクグループとのタイアップということですが、自動運転システムの詳細までは知り得ませんが、デザイン的には10人ほどが乗れる斬新な見栄えの中型車で、見る限り街のアイドル的存在になるかもしれないと思える車です。車とは人の目を引く特性がありますが、まさにそういった車で、これを3台投入する予定だといいます。単純な言い方をすれば「羨ましい」の一言に尽きます。
 過去3度の一般質問で、デマンドバスの改善及び循環バスの復活を提言かつ要望してきましたが、我が幸手市の対応はのらりくらりの状態です。提言の内容は、現行の不人気システムをとりやめて、銀行、病院、スーパーなどを主体に回る循環バス形式で、曜日別に決めた地区からスタートする内容を論じています。思考錯誤の余地はありますが、人口27000人の境町が行おうとしている運行システムがあてはまります。計画されている路線距離は往復5㌔というから、おそらく市民の足として効率か図れる路線を選定した結果ではないかと推測しています。
 良いものは遠慮することなく真似をすればいいんです。境町の事例はそんな想いがする行政のスーパーヒットだと確信できます。ニュースバリューとしてもこれ以上ない街の宣伝になるだろうと受け止めています。