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No.3146 心底嬉しいメジャー制覇

2019.08.05

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 異常気温による熱中症で亡くなる方が多い。プールで泳いでいてもなる時はなると聞いて、予防対策の複雑さというか難しさを感じます。育った稲の中で倒れたらしばし行方不明となって助かる命も助からないという事例や、必ずしも高齢者だけが対象ではないことから、自分は大丈夫という慢心を無くし注意に心がけたと思います。
 予防の上の予防という意味で、まず寝起きに血圧や心拍測定をし、水分を取りといったことを必要不可欠対策として一日の生活を始める意識を持とうと思っているところです。電気代の節約意識もほどほどにしないといけませんね。

 そんな熱帯夜の中、渋野日向子選手がやってくれました。とはいえ、ロンドンとバーミンガムの中間にあるミルトンキーンズは25度前後の気候と言いますからイングランド特有の雨さえなければゴルフには最適の陽気と言えます。42年ぶりのメジャー優勝という快挙はとにかくすごい! 彼女のふりまく笑顔が「スマイリング・シンデレラ」と表されるほど屈託のない人柄が為せることなのかと感じますし、ある意味、大いに参考になることなのかなあと。
 こういう人が出るとすぐに新人類だなどと評する声がありますが、そんな言葉でかたずけるのはいかがなものかと思います。世の中は日々劇的に変化しているのですからいろんなタイプの人材が出て来て当然です。
 考えてみれば、ワールドメジャー初参戦とはいえ、今年の国内メジャーで初優勝後、さらに1勝してのことですから、下地は十分あったと考えるほうが適切でしょう。期待の松山選手が停滞気味のゴルフ界にあって、女子選手の活躍はなんとも頼もしいではありませんか。もっとも、先週のアメリカでの女子トーナメントでは20位以内に9名もの選手がいた韓国女子のレベルの高さは驚異的です。他のアジア系の選手もふんだんで、まさに切磋琢磨を意識しながら魅せるゴルフを高めてもらいたいものです。

 渋野選手 おめでとう!!!

 さて、政治の世界では韓国との関係が異常事態です。韓国の異常なほどの日本に対する強気かつ攻撃的な対応が止まりません。とうとう大統領が次のような表現で日本を揶揄しました。「盗人猛々しい!」一国家のトップが口にすべき言葉ではありません。国民の対日感情を煽動的にリードし、支持率を高める算段と見られます。竹島侵略、従軍慰安婦及び徴用工問題での賠償要求および日本企業の資産凍結から現金化、レーダー照射事件等々、これまでの対日姿勢で盗人猛々しい実態がいくつもあるのは韓国側ではありませんか。歴代大統領にはなかった北朝鮮との友好ムードの成果の顕示欲、もしくは退任後の保身なども深慮した文大統領の個人的事情もあるものと思います。
 思想信条的に左派系と評されてはいますが、別の観点からは韓国的右翼のまとまりにも思える昨今の韓国政治です。攻撃的な感情がいとも容易に持ち上がるのは若者にも波及しているようで、日本の製品を壊したり、国旗を燃やしたりというヘイト行為がすぐに発生します。日本で同様の行為が起こることはほぼ考えられません。民族気質に加え、幼少期の思想教育が中国同様に行き届いているものと考えられます。この点は、何年経とうが加害国と被害国という区分を外交前提に持ち出すのは優位性を保つために必要と考えているのでしょう。
 渋野選手が快挙を達成したイギリスでは、ベトナム戦争時に韓国軍が犯した蛮行として名高いライダイハン問題を追及する団体が、ロンドンにライダイハン像を設置しました。つい最近のことです。これには何の反応も示そうとしない韓国。残念ながら、文大統領の声が聞かれることはありません。
 ライダイハン・・・韓国兵とベトナム女性との混血で1万とも2万とも言われるめぐまれない人たちのことです。
 戦争は、国と国の威信をかけての戦うものと言う表現がありますが、実は、身勝手な自国欲望の実現を目的とした闘争です。そして、いつも考えることとして、その戦争下で人間個々が持つ欲望をもとに、国対国の陰に隠れてありとあらゆる犯罪行為が繰り広げられる。命をめぐる異常な精神構造の中で、人間としての理性や尊厳を見失ってしまう場。
 メディアの戦争テーマ論が高まる8月です。