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No.3120 地域の思いやりはどこに?

2019.05.17

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 今朝はこれまでにない快適な五月晴れでした。一年中こんな陽気なら最高なんだがなーと、つい独り言を口にしてしまうほど素晴らしい朝。大規模営農者の田植えはまだ続いていますが、遠目に見る風景も漲る水が陽に映え、この時期の風景が醸し出す感覚にうっとりするほどです。里の原風景は全国各地に素晴らしい名所がありますが、我が郷土のそれも若干ひいき目としてもなかなかのものがあります。
 そんな感覚に浸る間もなく、今朝のスクールガードで今日最初に通過した班の3年生が「枝久保さーん、○○がうんこ踏んじゃったんだよー」するとその後ろを歩く当の本人が「枝久保さーん、どうしたらいいんですかー」と。
 この言葉のイントネーションに独特なものがあるので雰囲気を正確に伝えるのは難しいのですが、最初の言葉は面白半分、からかい半分で、本人は腹だち、ふてくされ、恥ずかしさが入り混じると言えばわかりやすいでしょうか。

 問題は、やはり糞を放置したままにするペット管理の在り方を問わねばなりません。こうしたことがきっかけで「いじめ」が発生することもないとは言えません。この班の場合は心配ないと思いますが、学校に行っても話題になることは十分考えられます。そう考えると、飼い主の無責任さは小さくありませんし、そもそも犬を飼う資格はないと言うべきでしょう。
 昨今の犬事情は大型犬から小型犬に傾向が進んでいることもあって、糞の始末が簡単になったようで、放置糞を見かけることが少なくなりました。しかし、今朝のような状況で子どもが被害を受けることもあります。健康ウォークに励む高齢者だと踏んだことすら気が付かないかもしれません。そう考えると、地域住民間の最低限の気配りは発揮してもらいたいものです。それが思いやりというものでしょう。

 肝心の子どもの訴えに「落ち葉の塊でゴシゴシして、土のある場所に行ったら、そこでまた同じことをしなさい」と言うのがやっとでした。
 「わかったー」と返事があったので、とりあえず理解してもらえる回答にはなったのかもしれませんが、最適な回答だったかどうかを思うと心残りです。