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No.3114 静かなる怒り

2019.05.07

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 慌ただしさに追われた日々。昨日は選挙運動収支報告届けが済んで、ようやく選挙終了感を実感できるところとなりました。
 3月17日の自治会総会をもって区長職が実質的にあけるや、身の回りは選挙一色となっていきましたが、その間、いろいろ気になる事が起こっていました。当選の喜びは別にして、気持ちの上では怒りの対象が残っている感じです。
◆小生が努力とアイデアの人と崇拝する渋沢栄一翁が新しい1万円札の図案に選ばれました。我が郷土である武蔵の偉人として、幕末維新後にあって近代日本の成り立ちに尽力した渋沢翁。これまでにも何度かブログに書かせていただきましたが実に嬉しいニュースでした。
 ところが、これに韓国が猛反発したのです。現上皇陛下に謝罪を求めた韓国議長をはじめ、他にも複数のメディアが「朝鮮半島に対する経済収奪の象徴だ」と、批判というよりはイチャモンといった論説を展開したのです。実は過去にも、福沢諭吉について「アジア諸国に対する嫌悪と軽蔑の感情にもとづく脱亜論に偏っていた」との批判をしていた経緯があります。
 今の韓国は、1910年から1945年あたりまで日本の統治下にあった時代に飛躍的に国力が高まり、それが現代の韓国の祖になっていると言っても過言ではありません。しかし、国際的な立ち位置が日本と同レベルに近くなるにしたがって、日本の統治を歴史的に恥辱的なものと評価する傾向が増し、竹島、従軍慰安婦、徴用工問題等々で日韓関係を悪化させる方向に舵を切っています。
 信じたくとも信じることの不可能な隣国北朝鮮を同民族という理由で良好な関係を模索する現政権の主義思想も、抗日思想で一致することをよりどころとしていると考えざるを得ない状況です。米日韓同盟の弱体化にもつながる韓国の対日姿勢は、再び紙幣の肖像にまで立ち入る始末。内政干渉というワードは中国の得意とするものですが、韓国も中国に同化しつつあると感じさせるふてぶてしい論調の昨今です。
◆天皇譲位及び改元で国全体が高揚感に包まれた状況下で、秋篠宮様のご子息である悠仁様の進学される中学校の机に刃物を置くという、誰も考えもしない愚行を実行した京都在住の不逞の輩には驚くというより怒りを禁じえませんでした。共産思想が天皇制の廃止を唱えているのはもはや誰もが知るところとは言え、皇族に対してのこの暴挙は許し難いものがあります。ご存知のように、皇族には男子が少なく継承順位を持つ殿方は3名です。未来を想うに、悠仁様の存在はこの上なく重いものがあるわけで、それを知っての犯行と考えると怒りの度合いも半端ではありません。日本人としてこの部分だけは同じであってほしいと願いはすれど、思想の違いはあくまでも思考の段階でとどまっていればまだいいのでしょうが、具体的な行為に出るとなるとサリン事件でもそうでしたが狂気としか思えません。
 これらの出来事には、表面的に静かな怒りで済ませていますが、実は小生にとって煮えくりかえるほどの事件なのであります。