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No.2810 市政30周年の不思議

2016.10.10

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 今号は地元幸手市に関する内容。いささか???と感じることがあってのことで、人によっては、また言いたいことを!と思われる内容かもしれないし、逆に同じ感覚を持たれる方もいるやもしれず・・・ただ、率直に感じるまでのことを書いているとご理解いただきたい。 

 広報さっての10月号が配布されて10日ほど経つ。この間、街中で多く耳に入るようになったことに、あの表彰はいったいなんだ?という声。やはり、ああして同じ市民である人々の名前が紙面に羅列されると、隅から隅まで目を通すのは人間の条理。別に羨望嫉妬の思いがそうさせるものではなく、自然と自分の知ってる人がいるかな程度のことで指差し確認的に目を通すことになる。 

 で、何が問題かというと市政30周年にあたり、市政の発展に貢献した人を表彰するという、その結果に対して、どうしてあの人がいないのという単純疑問や、この人がいてなぜあの人がいないのといった相対性疑問が誰の頭にも浮かんだということなのだろう。
 市役所にもそうした声が届いていると思われる。


 私も同様の思いは紙面を見て感じた。私もまあまあ知ってる範囲の議会関連で言えば、議長をされた方、5期以上議員をされた方でも名前のない方がけっこういたし、他の職性でもそこに記載がないがゆえに、かえって鮮明に名前が浮かんだ人が数人いる。
 そこで感じたことは・・・

1、選考委員会的なものを設置して、広い角度から検討したのだろうか?
2.毎年10月1日に行われている幸手市表彰式との兼ね合いはどう図ったか?
3.同じく消防特別点検行事での表彰とのバランスはどう図ったのか?
4.そもそも表彰対象の職性別に選考基準をどのように設けたのか?
5.同じ人の名前が複数記載されているのはなぜなのか?

 表彰を受けた方々は、確かに功績を認められる方なのだから私に何の思いがあるわけではない。あるのはただ、おめでとうございます! のみである。

 だが別の観点から感じるのは、例年恒例となっている表彰式と、たまたま同じ10月1日に市政のアニバーサリーイベントを企画して、その中に表彰を組み込んだ今回の手法は、はたして適切だったかどうか。中には、過去の表彰式ですでに表彰を受けた人たちが、再度選考されているが、今後も10年きざみで表彰するのだろうか?
 時の首長の判断次第ということになるのだろうが、こんな小さな街にもポピュリズムの風潮が意図されているとしたら問題を感じないではない。
 さて、幸手市民の皆さんの感覚はどういったものだろうか?