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No.3317 ☆安倍総理 お疲れ様でした☆

2020.08.29

 昨夜はまんじりともせず、単なる寝苦しさによるものではないという自覚の中、寝返りをうつたびにスマホに手をやり安倍総理辞任に関するニュースを読みまくる夜だった。どうにも頭がすっきりしない。
 そうした動きをなんとなく予感してはいたが、アメリカ大統領選を直前にし、南シナ海での大軍事演習を繰り広げミサイルまで発射した中国を考えると、世界の安倍の位置づけにある総理が身体にムチ打ちながらでも続けてくれることを勝手な希望として考えていた。
「安倍総理! 本当にお辞めになるのですか?」とご本人に直接問いたい悲しい気持でいっぱいです。
 しかし、その理由を慮れば「もうご自分の健康のためにゆっくりご静養されてください」という想いが偽らざる気持ですが、最初に浮かぶのは、やはり「残念です!」という言葉です。

 5時から予定されていた記者会見で、辞任の理由を詳細に語られた。正直、ジーンときて胸が熱くなった。拉致問題を心残りだと語る総理の眼に涙が光っていたことを確認した。
 ところが、その後の記者質問には、そんな無念の感動に横やりを入れられた。反日マスコミを再認識すると同時に現実に引き戻された。
◆プロンプターを今日は使ってないが何故か?
◆官僚の忖度、公文書問題の説明責任は十分か?
◆IT化が遅れているが?
◆メディア対策は総理の支持か?
◆モリカケ桜は政権の私物化では?
 総理の語りをじっくり聞いた後にこのような質問がよく出来るものだと逆感心させられる。これらの記者は反安倍、反自民、反政権、反日と評される報道機関に特定される。しかも、出てくる記者の中で「お疲れ様でした」と言う言葉を発したのはわずか一人。ねぎらいの言葉すら口にしない人間性は、すなわちマスコミの異常性そのもので品位も矜持も自覚も感じられない。

 潰瘍性大腸炎は難病指定の困難な病である。長期治療を必要とする病で、日本には約20万人の指定患者がいる病だ。第二次政権樹立後の7年半、投薬治療を続けながらもその素振りも見せなかった総理だったが、中共ウィルスがもたらしたコロナ禍での対応にとうとう身体が悲鳴を上げることとなった。
 悪夢の民主党政権と東日本大震災で落ち込んだ日本に活力を取り戻したにもかかわらず、経済が失速し、アベノミクスまで批判され、東京オリンピックも延期せざるを得なかった。まさににっくき中共ウィルスであるが、総理は記者会見でもうらみつらみ的発言は無く高潔さを貫いた。たった一つ、マスク問題に需給のバランスを回復し、闇取引等で価格が高騰化することへの歯止めになったと発言し、世評の低評価に反論したくらいか。ということはこの発言への想いはかなり強いものがあったものと推察できる。
 そもそも基礎疾患のある人にはリスク大のウィルスだからこそ、総理の気遣いはかなりのものだったと思う。本音は国際外交問題にもっと取り組みたかったし、その必要性を誰よりも感じていたはずなのに、それもコロナ禍で阻まれた。

 この電撃ニュースへの反応は早い。ネットでは概ね総理辞任を驚きと捉え、無念な想いをにじませる内容が多いが、反安倍コメントが当たり前の人が、まさに心無い言葉を投げている。室井佑月、ラサール石井などのコメントは評価の対象にもならない。
 政治家のものでは、
◆立民小西ひろゆき「安倍総理は近代史上に例のない憲法破壊を繰り広げてきた民主制の敵だ。安倍政治との闘いは終わらない」この人の反安倍論は歪み過ぎていて聞き苦しい。
◆極めつけは、立民の石垣のりこ議員が放ったこの言葉「大事な時に身体を壊す癖がある危機管理能力の無い人」難病を癖と言い放つ軽薄さ。この人物が国会議員だという事実が悲しくなる。
 そして、その夜のテレ朝報道ステーションに石破氏が登場。朝日系列が石破氏を次期総理に目論む演出満載だった。
 私的に言えば「石破さん、この夜の出演は控えるべきだったと思いますね」もとより、後ろから弓どころか鉄砲を撃つ御仁だから、そんな気遣いはお構いなしのようで、この人にだけは日本のトップをまかせたくない。こんな考え方の人がネット上に多く見られる。支持率トップの理由は野党支援者が自民党政権が続くことを想定して石破氏を支持しているというのが裏の実態のようだ。もはや自民党にいることが不思議な人だと思えてならない。

 海外からは暖かいコメントも「我が国は日本とかつてないほど親密になったが、これは安倍首相の謙虚さと誠実さによるものが大きい。真の友人に感謝する」とはオーストラリアのモリソン首相。
 他にも「アベは偉大な政治家だった」というコメントが多数寄せられている。
 私は、憲政史上に輝く大宰相だったと思っている。品位、人柄もそれまでの総理大臣には無いものを感じさせてくれた。批判の声も直接耳にすることはあったが、感情が為せることや好き嫌いは誰にでもあると思えば剥きになることなく聞き流せる。森羅万象100%の賛意を得ることはあり得ないし、政治の世界はことにそんなものである。

 総理、本当にお疲れ様でした! 
 暫くは体調回復に万全を期してください。
 安倍復活を期待しています!

号外:星野みつひろ候補2期目当選!!!

2020.07.26

 富士見市長選の速報がテレ玉で10時15分頃出ました。
事前の予測通り、星野光弘氏の2期目の当選が確定しました。前号で書いた通り、星野氏は類まれな先見力と実行力、さらには社交的感性も高く、富士見市の一層の発展に奮闘することでしょう。県内でも数少ない人口増の自治体であるにもかかわらず、人口1万人当たりの職員数は県内4位の少なさを誇る46.71人です。1位は和光市の46.13人、2位は志木市の46.41人ですからこのトップ3自治体の差はわずかです。
 ちなみに幸手市は59.30人で、ワースト1は秩父市で76.11人となっています。災害発生などで職員の採用を増やさざるを得ないといった外的要因もありますから秩父市がただただ多すぎるという見方はあてはまらないと思います。 また、面積の大きさが影響しているかと言えば、日本で一番面積の小さい市として知られる蕨市は60.61人ですから、あまり因果関係があるとは思えません。やはり、首長の考え方が職員にどれほど伝わっているか、つまり首長の姿勢と方針によって職員の職務モラルとモチベーションにどのような影響をもたらすかという点が最大の要因かもしれませんね。
 もうひとつ申し上げますと、富士見市は4年前に星野氏が就任後、県から副市長を派遣してもらっています。私も良く知る方ですが、この人物が富士見市の副市長に出向すると知った時、富士見は変わるぞ!と感じた次第です。
 とにかく良かった! 勝つと確信していてもコロナ禍と連日雨にたたられた選挙戦でしたから、ほっと安堵したことでしょう。昨年4月私の選挙戦にも2度にわたり応援に駆けつけてくれた義理と人情に篤い星野氏。富士見市民は幸せな未来を期待していいと確信します。

 おめでとう!!!

No.3308 富士見市長選

2020.07.25

 19日の出陣式に続いて昨24日に県西部の富士見市に出かけました。
わずか4年の県議経歴ではありますが、そこで、培った人脈はいまでも私の大きな財産になっています。その盟友の代表格である星野光弘候補2期目の選挙応援に羽生選出4期目諸井眞英県議と応援に行ってきました。
 コロナ禍の中での市長選は、いろいろな点で変則的な選挙戦になっているようで、4時から行われたみずほ台東口駅前の街頭演説はなんと今選挙111回目ということでした。当然の結果として本人の声はすでに枯らし気味でしたが、それでもまだしっかりと耳に入る声ではありました。ただ、苦しさがあるのか身振り手振りなど身体の動きが大きいように感じましたが、それ以上によく持つなあと思いながら聞き込んでいました。
 1期4年の実績の中身はなかなかのものです。私が常に感心しているのは、行政の宣伝活動、つまりパブリシティがしっかり出来ているということです。シティプロモーションということですが、富士見市は私の贔屓目ということではなく、行政に関わる報道が県内自治体の中でも多い自治体であるのは間違いありません。市民活動ではなく行政施策で新聞に取り上げられることはそうそうあるわけではありません。また、そうしたことからか、新たな友好関係を築く遠方他県の街が多いのです。星野氏自身にもそうした点で、髙い感性があるのですが、それが職員に伝わっていることが理解できます。
 相手候補は、新聞で元教師の女性で共産党推薦と紹介されていましたが、実際にどれだけ相手の顔が見えるのかと訪ねたところ、そう広くない土地柄ゆえに選挙カーはよく見るが、共産党推薦という訴えはほとんどしない選挙戦を展開しているということでした。
 すでに今日20時をもって選挙戦は終了しました。お疲れ様でした。明日の投票は、さらなる市政進展のために星野みつひろの2期目当選を富士見市民に願うばかりです。

ファイル 1222-1.jpg写真は左から背丈194㎝の諸井県議、星野みつひろ候補、私、候補者のいとこで県議同期で3期目の中野県議。彼は次期衆議院選挙に出馬する可能性が高い議員で中野清元衆議院議員の子息であり、川越銘菓の老舗「くらづくり本舗」の社長でもあります。

No.3304 Go to トラブル カンベーン

2020.07.16

 昨日の国会コロナ質疑は、野党がまたまた噛みついた。しかし、この噛みつきは理解出来る面もあった。一部国民のタガが外れて感染者が急増している現状は、はたしてGo to トラベル キャンペーンの推進をすることに問題はないのかというものだった。
 国民の全てが、リラックスして羽根を伸ばしたい、スポーツしたい、ショッピングしたい、遊びたい、旅行したいと思っている・・・その中でのキャンペーンでしかも税金で補助するという。
 自己管理、自己規制が再度必要になってきたと感じる状況にあって、Go toはないでしょうという野党の主張は、言い方は別にしてわかりやすい質疑だった。観光交通、ホテル旅館といった観光業にとって、経営の是非を問われる長いトンネルを抜け出す国家支援だったが、政府の施策を批判する以前の問題として、国民に感染防止意識の少なさ、つまり、いったん問題が出たら何処まで派生するかわからない感染症に対する自覚が足りない国民が、生活維持という局面にあったにせよ、現実の社会の公共マナー、社会モラルを守れないという実態に行き着く。これが現実に起こっていることではないだろうか。
ファイル 1218-1.jpg シアターモリエールの一件などはまさに関係者一帯の甘さがもたらしたものとしか感じられない。終演後の出迎え儀式で、マスクを外すタレントと握手する観戦客、まさに感染客になってしまった。
「舞台は命だ」と野田秀樹さんは早い時期に訴えた、渡辺えり子さんやキョンキョンはそれにとどまらず、安倍政権批判を展開し、今でも小泉今日子は続けている。思想信条に関わる問題であるとしたら、有名人が政治的発言をするのはいいのだろうか。あれ以来、俳優の一部限定ではあるが、言いたいことを言うのは民主主義の言論の自由だという。それが、若い人たちに与える影響を考えると、思想信条を原点にした言論の自由の主張は危ない一面を有している。
ファイル 1218-5.jpg 若者を煽動することも可能になると考えれば、やはり有名人の発言には慎重を期すべきで、もとより感情で物言うべきではない。
 話がそれて恐縮だが、Go toキャンペーンは、今日の専門家会議で東京を除くということになった。ひとまず与野党双方に顔が立つ結果になったが、今後の展開次第では、感染拡大のトラブル要因となり、政府がカンベーンと詫びることにならない保証はない。いや、そうなるのはくれぐれも勘弁してほしい。

No.3296 第2次地方創生臨時交付金

2020.06.24

 国のコロナ対策第2次補正予算が確定した。行政的に注目しているのは全ての自治体に振り分けられる地方創生臨時交付金である。1次の1兆円の倍となる2兆円となっている。埼玉県へは397億円が交付され、幸手市としては1次交付額が約1億7200万円だったので、ほぼ3億4000万円程度になるものと思われる。
 各自治体ごとに知恵と工夫でこの交付金の使途を練っていくことになるが、額が大きいだけに7月に臨時議会が開会されることに・・・。いや、すでに1次の時も、なぜ専決なのか!といった疑義も出たことから、市長としても臨時議会を招集しないわけにはいかないはずである。
 小生が思うところとして、委託費や事務費、配送料といった実質的な生活支援にならないコストが多額にならないように、いわゆる正味支援が多くなる使途を深く考慮してもらいたいと思っている。もっとも、前述のコストも業者にとっては売上収益として企業支援にはなるのだが、今回重要な視点は、今日、再び東京での感染者が急増したこともあり、第2波自粛も想定した中での予算を検討する必要が有るや無しやである。
 また、例年見舞われる大雨洪水対策も、今年度の場合はコロナ感染防止対策との関係を考慮した防災避難対策が必須となることから、財政的にどうクリアできるかを案じている。
 急ぐべきは急ぎ、他の街を参考にすることも場合によってはやむを得ないと考えるが果してどのような展開を示すものやら。

No.3292 地方議会最大の変質?

2020.06.09

 暑い一日でしたが、2階の自室で議案書や月刊誌に目をやり、夕方は数日分の新聞の切り抜きをするなどして集中していたせいか、日が暮れて気がついたら冷房の世話にならず、窓の通風だけで過ごせました。なにしろ、断捨離も含めて整理事が多くてかないません。自粛期間は議会以外には、読書、あらゆる整理、筋トレ、ウォーキング、そして新たにメダカの繁殖に挑戦している日常です。第2波は間違いなくあるとの想定をした上で、最低でも6月いっぱいは自己管理を戒めていますが、皆さんはいかがお過ごしですか。

ファイル 1205-4.jpg さて、掲題に入りますが、まずは添付の表をご覧ください。幸手市議会の3月と6月の定例会で、重要議案の採決での議員の賛否状況を示したものです。重要議案の中でも最大のものと言えば、例年3月議会の新年度予算になるかと思いますが、それは全会一致で可決しました。共産党も賛成かと思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、それもさほど不思議ではないという感じがしています。それよりも、変わったなーと小生が感じるのは、会派内で賛否が異なる場面が頻繁にあるということです。表中の赤と青色で示した賛否○×がそうです。
 この原因は、個々の議員の意志を尊重するということで会派が成り立っていることを意味しています。小生が議員になったのは平成15年で、その時、市民クラブという会派に所属しましたが9名もいた最大会派でした。当時、議員数は25名でしたが、他にも4人会派や3人会派が存在してました。そして、およそ採決で異なる結果はどの会派も無かったと記憶しています。意志の統一が図れなければ、それは離脱か会派分裂を意味します。国政でもよく党利党略のためには党議拘束という、いわゆる縛りがあって、万が一これに背くことあらば、訓戒、除籍、除名といった結果が待っています。党の方針に納得がいかないとなれば離党するしかないと判断します。最近の例では自民党への衣替えを志した長嶋昭久、細野豪志、桜井充氏などがそのパターンですが、小選挙区制という点でそうそう簡単には受け入れてはもらえない事情もあるようです。
 

 賛否を拘束しないのは、幸手ほどではないにしても、他の議会にも見られることです。その原因は議員減が大きな理由かと思います。25人・・・いや20人ならまだしも15人に減った状況で、公党会派が公明、共産とあり、残るは2人から3人を基本に会派を構成するというのはやむを得ないことと感じます。自民系保守議員は、主導権争いから複数の会派に分かれると言うのは珍しくありません。多数派工作という事情が発生するのがそれです。
 それにしても、重要議案で賛否が別れる不統一性会派をなぜ組んでいるのか。それは、議会運営に大きく関わりを持つ議会人事を考慮してのものだろと思います。会派を組まずに無所属でいると議会運営委員会のメンバーにはなれません。もちろん、会派代表者会議のメンバーにもなれません。
 勉強会というのが会派を組む二義的理由に考えられますが、その実態は小なるものに過ぎないでしょう。
 自己主張イコール信念の為せる業と言えば聞こえはいいのでしょうが、一方で、党や会派には同一思考への協調性を示す姿勢があってしかるべきで、それが出来なければ、一人の方が信念を貫くためには首を傾げられずにすむと思います。いずれにしても、賛否が会派単位でもバラバラになってしまった状態は、議員削減によって議会の調整機能が著しく減少したことを意味しています。

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