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No.3357 議会最終日&副市長懇談会

2020.12.18

 今日18日は本年度の議会最終日となります。今議会の議案は、国の法改正等にともない地方自治体が条例を改正する必要性が求められるものがほとんどです。したがいまして、スムーズに進行する者と思います。
 その後は、副市長との懇談会が議員全員と予定されています。本来、新任副市長の歓迎会があってしかるべきですが、通常12月議会後に実施している執行部と議員との懇親会自体が中止となっていますので、委員会室での懇談会で副市長との懇親を深めようというものです。

 その後は、議会改革検討委員会ですが、これはテーマは複数だされているのですが、ここに至るまで何も結論が出ない状態が続いています。小林委員長や議会事務局も運営にこまごまとした努力をしてくれているのですが、なかなか改革への道が開かない状況です。
 長年の議会的常識、慣例と言ったものに対する改変意識が結果に影響すると考えると、それを打ち破る思考が議員によって温度差があると感じています。良いと思っていろいろ調査研究してはみたものの、先進自治体では問題点も発生しているというものも確かにあります。ただ、全員一致でないと決まらないという幸手市の改革方針が大きな壁になっていることもあると思います。

 今週14日、県内のある市の議会を傍聴してきました。保守と左派会派が両論主張で張り合っているのはどこの自治体でもあることですが、驚いたのは、市民からの陳情が6本も出ていたことです。陳情や請願は一般的には左派系会派が後押しする形で同系市民から提出されるパターンが多いのですが、それに対抗してまったく正反対の陳情が出されるというのも考えものです。しかも国政において議論されているテーマに一自治体が陳情を採択するというのはいかがなものか。結論はどちらも不採択でした。
 また、百条委員会設置に関する陳情にも違和感を禁じ得ませんでした。聞く限りではそれに値するだろうかという疑問が隠せませんでした。全体的には明るく、テンポよく活発に進行する議会だと感じましたが、陳情の乱発の実態はこの街の持つ特性なのでしょうか。

 
 実は、県議会でも先日次のような事案がありました。新聞報道もされています。
 盗撮に関する条例についてより厳格性を網羅する内容を議員提案するにあたり、自民党県議団と県民会議の二つの会派から別のものが提出されました。結果はもちろん、過半数を占める自民党県議団の提出議案が可決されたわけですが、同種議案を議員提案するという、いわば張り合う形はけっして珍しいことではありません。自民党が県民会議に賛意を求めたものの県民会議が独自に議案提出を思考し、応じなかったのではないかと推測しますが、県民会議としては人数的に結果はわかっているはずです。それでも対抗するのは、自らの信条考え方を示したいということなのです。
 以前の幸手市議会でもありましたが、たとえ結果は見えていても、むなしさが残っても、少数会派としては独自性を示さなければ存在意義を問われるという場面があるのです。
 さて、そろそろ時間です。それでは行ってまいります!

No.3353 土地が危ない!

2020.12.04

 昨3日、12月議会の一般質問が終了しました。私は、午前11:45という中途半端な時間に登壇し、一つ目の質問を30分で終え、昼食を挟んで1時15分から約1時間で残りの二つの質問を完了しました。
 まず、最初の質問について今号で紹介したいと思います。

◆太陽光発電設置状況について
 これは、数号前のブログでも書きましたが、これに関わる農振農地の現況及び環境問題について質問したものです。
 東日本大震災を受けて、国が再生エネルギーの調達に関する特別措置法を制定したのが2012年。その翌年、固定価格買取制度(FIT)ができたことと、設定価格の40円が上昇したこともあって、全国各地で大小おりまぜて太陽光発電所が設置されました。ソーラーバブル、エネルギーの地産地消などともてはやされたものです。そうした状況に対して、国は遊休農地や耕作放棄地の有効利用の対象にもしました。農地利用特例緩和というものです。
 ところが、電力需要が落ち着きを見せたことで売電価格が下がりはじめ、設置認定を受けたにもかかわらず未設置未稼働の土地が3割にのぼり、かつ各種トラブルが行政を巻き込む形で業者と住民の間で起こった結果、同制度も翳りを見せ始めました。
 今後の問題として、新たなトラブルが生じる可能性を既に専門家が指摘しています。それは、設置事業者が所在不明、メンテはもとより管理全ての放棄によるパネルの放置(パネルには科学的な有害物質が含まれています)などで最終処分が適切になされないことも推測されています。 さらには、地権者が知らぬうちに入れ替わり、鉄のヤイタで囲われたり、土砂が高く盛り土されるといった可能性があるというのです。さもありなんではありませんか。
 幸手市は、水田面積及び畑面積を合わせた耕作面積のどちらも近隣の、久喜市、杉戸町、松伏町、宮代町より高い比率の自治体です。つまり、米処関東平野の埼玉県にあって優良農振地区とも言うべき地区です。
 そこで、この5年間で、どれほどの土地利用が太陽光発電に姿を変えたかを尋ねました。そして、そのための農振農用地の除外申請の件数や農地転用などの実情を確認し、農地が農地として守られているかどうかを質したわけです。
 ちなみに、太陽光発電は10kw以上は売電補償20年、以下は10年補償となっており、その10年目が今年にあたります。このレベル大きさだと届け出とか承認とかは必要がありません。それも問題なのです。
 実は、売電価格に魅力が無くなっていることから新たな設置はさほど問題がないと思っていたのですが、幸手市では昨年約4000㎡の農地が転用されているということです。
 最終的に、今後の新たに発生する問題を考えると、相手次第で行政との訴訟裁判沙汰に発展する場合もあるので、条例で縛りを設けることを推奨しました。全国的には26年ころからガイドライン、要綱、条例などを作る自治体が増えているのが現状です。
ファイル 1271-1.jpg そして、議会後家に戻って新聞を見ていたら、かつて見た記憶のないような広告を見たのです。かなり大きな全段4分の1の広告で、もし朝出がけに見ていたら質問の材料になったのは間違いありません。この広告で気になるのは転用したいと思っている農地や資材置き場を対象に土地を求めており、それが必ずしも大型ではなく100坪程度からとしていることです。
 幸手市が優良農振地区とは言え、実際は米価の低落傾向、後継者不足、機械什器の維持といった厳しい環境下にあるのは間違いないことから、土地を売りたいと考えている農家は少なくないと思われます。そうしたとこでのこの広告が渡りに船となる可能性は無きにしも非ずなのです。
 まさかとは思いますが、北海道や九州では自衛隊駐屯地の隣接地に中国が土地を買っています。そのほかにも各地で同様の実態があるとも言われています。幸手がそうした目が向く土地柄とは思いませんがゼロとも言えません。
 土地はいつの時代にも金と同レベルで詐欺はんざいに負けず劣らず経済活動の中心にあり、そこにはいろいろな思惑を持った人や組織が群がるのは古今東西変わりなく見られるものです。
 以上、幸手市の今後の為に、早期の規則を設けるべきだと考え、執行部に要望も含めて質問したものです。
 なんでも結構ですので、ご意見ございましたらお聞かせください。よろしくお願いいたします。
 

No.3351 12月定例議会

2020.11.30

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 今朝も清々しい陽光に気持ちが軽くなる感じです。
 今日から12月定例会が始まります。初日は議案提案とその説明。明日から3日間にわたり一般質問となり、私の出番はおそらく3日目の木曜日になるものと思われます。13人の通告中12番目です。
1.太陽光発電について…土地利用に関して尋ねるものです。
2.コロナ対策下における学校教育現場の実情について・・・児童の教育現状と安心安全について尋ねます。
3.防災対策について・・・主に地域強靭化計画について尋ねます。
 
 以上詳細は幸手市ホームページにて、他の議員さんの内容も合わせてご確認ください。
 幸手市に明るい光を灯してくれる可能性を秘めた副市長の就任後、初の議会です。少し自分自身のネジを巻いてまいりましょうか。

No.3327 副市長人事決まる!

2020.09.28

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 今朝のブログでご案内した通り、議会最終日の本日、副市長人事案が上程されました。まずは人事案件お定まりの市長による説明があり即採決となりました。
 結果は、可能性としては有り得ると予測していた全会一致にて議会は同意という結論になった次第です。これでほぼ1年に及ぶ副市長不在の状態を解消することとなり、ほっと安堵したというのが正直な感想です。
 その新たに10月1日付けで副市長に就任されることになったのは、埼玉大学工学部出身で県のまちづくり・土木分野で力を発揮され、最後は都市整備部長として本年3月定年退職となった方です。私自身、県議時代によく存じ上げた方で安定感のある人物という認識が残っています。
 
 和栗 肇 氏
ファイル 1244-1.jpg
 近年の履歴は添付の通りです。内容的に幸手市の実態に対して大いに期待できる方ではないかと思います。そもそも、この3月に定年を迎えたばかりの退職者とはいえ、まだ県の支配下にある元部長職の方が、人口5万の自治体の副市長として県が送り出してくれるというのはあまり例のないことかと思います。

No.3326 さあ、議会最終日ですが・・・

2020.09.28

 掲題の内容にいく前に二つほどお知らせを。
 一つは、前号でご案内した地域の先輩ですが、今朝お会いした際「えださんのブログ見ました。元気もらいましたよ」と声をかけていただきました。これで私の方が元気をいただくことに。
 二つ目は、昨日加須バイパスJR八甫跨線橋を2ギアで登り切れました。息切れが最高潮になりましたので毎回は出来ないと思いますが、ひとまず早朝自輪行の目的が達成できました。

 さて、今日28日は幸手市議会9月定例会の最終日です。前年度決算の認定をはじめ委員会では大きな問題は生じていないようですのでつつがなく進行するものと思います。
 あとは懸案となっている副市長人事について、事前に市長から説明を受けた方向での議案上程が為されるのかどうかです。結果的にこれが、今議会最後の最後で最大の重要案件と目されます。
 ご存知のように市長就任後12月、3月議会を過ぎ6月議会で上程された副市長人事案件は10対4で不同意となったのは記憶に新しいものがあります。
 今回、最終日に上程されることになれば、木村市長としては不退転の議案ということでしょうし、幸手市の今後にも与える影響は大きなものがあります。私としては事前説明の通りであれば期待の出来る人事案件であると考えていますので、是非とも上程を期待したいところです。もちろん、そうなれば賛成したいと考えています。
 結果は本日二つ目のブログとしてご報告したいと思います。

No.3319-2 訂正

2020.09.01

 前号での間違いを指摘するメールをいただきました。
 私の一般質問の登壇を4日木曜日の午前中とご案内しましたが、正しくは4日金曜日の午前中でした。申し訳ありません。また、ご指摘に感謝申し上げます。ただし、コロナ対策を意図して質問を短めにする議員がどれほどいるかにもよりますので、あくまでも予測ということでご理解ください。

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