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No.3212 凍れる気温と新市政初日

2019.11.29

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 スクールガードも気温的には厳しい季節になりました。まだ秋の感覚でイチョウの黄金色に目を癒やされる日々が続いていたのですが、今朝は久しぶりの晴天に歩道の落ち葉がまぶしいいほどでしたが、手袋なんのそのといった寒気に手が痛くなるほど凍てつきました。昨日は暗い雲に覆われて、通過する車の多くがヘッドライトを灯していたことを思うと、昨今の気まぐれな陽気を実感します。
 実は、こうした日替わりの情景が子どもたちの元気に会うこととともに毎朝の交差点に立つ楽しみになっている面もあります。子どもたちも、今朝は半ズボンの子が一人もいませんでした。
 それにしても、昨日より5℃ほど低いというのを出勤される知人から聞いて、さもありなんといったところです。家に戻り、40℃のお湯に手を入れた時のフーッとため息が出るほどの刺激がなんとも言えない感覚です。11月ですからまだまだ冬本番ではありません。これからの寒気との勝負に負けないように精神統一してこの冬のスクールガードを乗り越えたいと思います。大げさですかね(笑)
 
 さて、今日から12月議会が始まります。木村市長の所信表明もあるということですし、幸手市議会の雰囲気もチャンス・オブ・チェンジということになります。財政的にはたいへん寒い状況にありますが、凍てつくことの無い、市民に温かい行政運営と議会になればなによりです。

No.3211 一般質問

2019.11.28

 12月定例会も29日の開会となります。議会の華と言われる一般質問通告は22日に締め切られ、市ホームページに掲載されています。内容の詳細は最終確認していませんが、おそらく全議員が通告しているものと思います。今議会では、ほぼ防災関係の質問をどの議員もしているものと思いますが、個々の視点は異なるでしょうから、それはそれで深く議論することはけっこうなことです。
 私が通告した質問は大きな項目としては、
1.デマンドバスシステム
2.防災
3.区長の選挙活動

といった3点に絞りました。
 深く切り込むためには、対象を絞りませんと難しく、あれもこれもではしっかりとした質問がなかなか出来ません。それをわかっていながら9月議会では項目を広げ過ぎてしまった反省が強く残ったものですから、迷いつつも上記3点に絞った次第です。
 一般質問の日程は、12月2日~4日の3日間です。自分は、通告順が9番目でしたので、おそらく出番は3日の午後になろうかと思います。ただ、新市長就任後初の議会ですので、市民の皆さまにも関心を持って傍聴にお出かけいただけましたら有難く存じます。議会や執行部の現状を見届ける意味は小さくありません。

No.3210 脳と能の石灰化

2019.11.26

 日々の寒暖差が10℃以上というのは春秋の当然のような季節感なんだなあと最近つくづく思います。秋で言えば、晩夏と冬が繰り返すような季節変動を体感することですから、例年よりインフルエンザの流行が早いというのもうなずけますね。
 ひと月ほど前に肺炎球菌ワクチンを打ちましたが、インフルエンザも早めの対処の必要性を思案しているところです。場合によっては、2度打つことがあっても良いという話もあるので、感染症予防は周囲のためにもしておかなければなりませんしね。

 感染症といえば、上田知事自身の個人的意思を条例化し、それを守ることのなかった多選自粛条例の廃止を大野知事が提案することにしたようです。つまり、同じ立場にありながら、このまったく有名無実化している条例に感染しなかったということになります。 今後は、上田知事が2004年に自らの意志を条例で示した個人的条例を、大野知事は効力がないと表明したことで、自民党県議団の対応が注目されます。
 そもそも、政治活動を目的としてこの世界に飛び込む精神は、飛び込み時期の年齢にも関わりますし、それを一定期限で自粛するというのは個人の問題であって、条例化すること自体が異様でした。
 当時、自民党県議団が推す候補者を破って当選した上田氏が、3期で辞めるから12年間私に県政を任せて欲しいと議会運営を意図して言ったかどうかは定かではありませんが、自民党県議団としても、それに対して折り合いを付けたというのが真実ではなかろうかと思われます。その後の2度の知事選で上田知事が圧勝したのも、そのあたりの事情が影響していたものと感じるからです。
 ところが、良くやったとか過ちがないといった評価とともに周囲に続投問題なしといった風潮が広がり、4期目の出馬を決定した時点で、自らが定めた条例違反という形になったわけです。確かに、いきさつは勿論のこと、政治の世界ですから自民党県議団としてはそのまま黙っていられる話ではありません。自らを諫めるために創って提案した条例を本人が守らないのであれば、世間に示しが付きません。ところが、埼玉県政治の世界は逆にそれを許すどころか歓迎したのです。
 結論として、上田知事は年齢から考えても、自民党に気を遣う形でそんな自らを縛る条例を提案などしなければ良かったのです。
 政治に携わる決意は、年齢や健康といったものだけではない、政治的感性や思考力が鈍くなったり、体力の衰えを感じたり、家族との時間を大切にする終活を考えたり、そして、支援者の皆さまから幕引きを勧められるといった状況になった時点など、あくまでも個人及び周囲の事情でその活動にケジメを付けるという価値観を重視すべきだろうと思います。 
 大野知事の言われる通り、年齢や期にかかわらず長期政権で立派な実績を残した政治家も少なくありません。現在、石川県知事はたしか7期目です。内容的には他地域のことですからわかりませんが、地域が認めているからこその長期政権です。
 ただ、私は個人的には政治にも引退年齢があってもしかるべきではないかと考えています。理由は、脳の石灰化とそれによる政治能力の石灰化ということにしておきましょう。個人差はあるでしょうから、上記の各々の事情に対して家族や支援者によるアドバイス、もしくははっきりと引導を渡すことが本人の意志決定に作用することは間違いありません。
 ところで、上田知事は一昨年12月の議会で5期目へのチャレンジを牽制する質問に対して「若気の至りというか、思い上がりがあったのかもしれない」と答弁しています。反省の弁ととれますが、思えば、この発言は5期目のチャレンジを暗に否定した発言とも理解できます。それでも、今年の初夏までは結論を示さなかったのですから、政治の世界の魑魅魍魎性は、昨今の陽気の異変さの上を行っている感じではありませんか。

No.3205 懲りない芸能界。必ずまた起こる!

2019.11.17

 沢尻エリカの逮捕には驚きもあったが、それ以上に納得する感覚が残るのはなぜだろうか。薬に関する問題児は問題児の域を抜けることが出来ない一面を田代まさしに感じるが、沢尻エリカにはなんとなく薬に結びつく感じがあったのは事実だ。美貌という最大の利点を芸能界で活かせるのは、持って生まれた天賦のものであり、それゆえに恵まれた境遇にあるはずなのに、性格破綻に近い人間性が素直に生きる人生を選択させないのだろうか。破格の収入と贅沢な生活に若くしてまみれると一般人としての感覚から離れていくことは理解できる。
 しかし、今回の逮捕劇に対しておかしな発言をする芸能人がいる。ラサール石井や東ちづるといったタレントさんが、政治の世界で何らかの問題が発生すると、芸能人が逮捕されるという主張。政治から目を離させる対象に芸能人が祭り上げられるといったことなのだろう。万が一、自らがこうした逮捕劇の主役になったとすると、間違いなくこのような主張を検察に向けるのだろう。つい最近、田代まさしの懲りない逮捕劇があったばかりだというのに。
 麻薬で逮捕される芸能人は枚挙にいとまがない。名を上げたらきりがない。しかも、それを何度も繰り返す人間が少なくない。真面目に生きる芸能人もいると理解はするが、このような事件の折に、政治とからめる発言で芸能界がいじめられているかのような思考があること自体々芸能人としてどうだろうか。
 一つの組織で犯罪者や容疑者が出れば、組織のゆるみ、たるみを指摘されるのは当たりまえのことであり、そこに綱紀粛正という状況が生まれるのである。芸能界は個人経営なのか、いや所得的には個人経営のスポーツ界で犯罪を起こした人間は永久追放になる場合もあることを思うと、芸能界にもそうした厳格さがあってしかるべきである。後輩いじめが時折問題になる相撲界でも、付け人への暴力で引退という最高の罰則を受けた力士がいた。まだ20代前半の人生における挫折である。持てるタレント才能を駆使して、見るものを癒し、元気にしてくれるという点ではスポーツも芸能も同じだ。チュートリアルの徳井氏の税逃れ問題はどう感じているのだろうか。ラサールさんに問いたい。

No.3182 9月議会終わる

2019.09.27

 昨26日、9月議会が終了しました。淡々と議事が進み、14時半には全議案が可決し、なんとも穏やかな最終日でした。結局、8月6日深夜、広島における渡辺前市長飲酒暴行逮捕事件を受けて、議会開会前にすったもんだがあった他は、議員間論争を繰り広げる事案もなかったわけで、最終日の傍聴者はわずか1名でした。こうして傍聴にお越しいただく市民には、議会全体として感謝しなければならないと感じる次第です。もちろん、ネット中継をご覧くださっている市民もいらっしゃると思うと、いつなん時でも集中力は欠かせないのは当然のことですが。

 これで、幸手市は市長選に本格的に突入することになります。2者択一の選挙戦は、前市長の流れを受け継ぐかのように、選挙活動を自重すべき立場の代表区長数名がシャカリキになって応援する候補予定者か、それとも前回の惜敗以降4年間、さらに幸手市の現況をつぶさに精査し続けた候補者か・・・来月6日の投票日に向かって熱戦の火ぶたが切られることになります。いや、実際は始まっていると言うべきでしょう。
 男性か女性かは結果論の話で、男女どちらがいいかという選択肢論は、まったくナンセンスな話です。見た目やイメージ、さらには付き合い関係等のしがらみで選ぶリスクをたっぷり味わったのが幸手市民のはずです。そのリスクを回避すべく投票に臨むということを肝に銘じなければならない幸手市民、有権者ではないかと思います。それが出直し選挙の本質的意味だと確信します。
 全国的にも聞いたことがない首長による繁華街での暴行事件を戒め、幸手市及び幸手市民のための出直し選挙というのが、今回の市長選の本質です。私は、前回渡辺前市長に投票した市民の怒りが、どれほどの重みになってこの市長選に影響を及ぼすかが分かれ道かもしれないと推測しています。
 これまでのしがらみ、利権、癒着がそっくり残るか、それとも、そういった根源を断ち切るかの選択でもあるでしょう。それでも、身内だからとか、同級生から頼まれたからなどという投票心理から抜け出せない人がいるのも高い確率で存在するとは思います。政治の質が低下するのも、そういった選挙の実態が一つの要因になっていると政治家になった時点から感じるようになりました。幸手市を浄化する選挙、そんな位置づけで私はこの選挙に微力ながら参戦しようと考えています。

 前号をお読みいただいた方々から、御説ごもっとも!といった内容の励ましメールを頂いております。ありがたいことと感激する次第です。議会中でもあり、返信ままなりませんでしたが、私への激励を男性候補予定者に賜ればなによりと存じます。このブログを持って、改めて感謝とお願いを申し上げる次第です。

No.3178 議案質疑と常任委員会

2019.09.12

 昨11日は、議案質疑が行われた。一般質問は議員個々に想うところのある行政事案を選択通告形式で行われるが、議案質疑は当該定例会で提出された議案の範囲での質疑が行われる。通告形式は同じだが、質疑形式は当初質疑と再質疑の2回に限定されている。議員発言時間が45分で再質疑は一問一答形式の一般質問とは異なり、時間制限は無い。が、そうそう長く発言できるものではない。

 昨日、つまり9月議会では5名の議員が質疑通告をした。
 順に、大平、海老沼、武藤、枝久保、坂本という流れで、議案番号別にまとめて行うので、先の5人が議案第40号30年度一般会計歳入歳出決算認定に関わる諸項目ついて行ったあと、別の議案番号に変わって、再度、大平、武藤、坂本の各議員が再登壇した。こういったところが、議会進行を理解するのにややこしさを感じるところではないかと思う。

 小生は、西口土地区画整理事業として新しい事務所を新築した建設費約4900万円について、また、公園整備・管理事業費年間約4900万円がなぜ随意契約になっているのかの確認目的で質疑した。ともに4900万円というのは偶然のことである。
 事務所建築費は敷地486㎡、延床面積220㎡の平屋だが、土地代はかかっていない。したがって、約66坪の新築が坪75万円という価格で造られたことになる。公共事業が高値安定になるのは当たり前のように考えられているが、現幸手市財政において、そうした思考は改める必要があるのではないかと質疑した。これは公園整備・管理費にしても同様で、まして随意契約などは根本的に避けるべきだと主張した。

 国の指針として歩切は法律違反になるので、しない方向を示唆されているとの答弁があったが、それにしても高値過ぎるという疑問は拭えない。民間で90坪の土地に3~4LDKの一戸建て住宅が幸手市近辺では1700~2500万円程度で売買されているのが世情である。しかも、それらは土地代も含まれていることを考えれば、いかに66坪の平屋事務所が坪75万円、総額4900万円もするのかは市民目線で理解できることではない。折々に、民間経営手法や株式会社的な経営感覚を唱える風潮があるが、こういう場面になるとお役所的と言われる面がぬぐいさることはないようだ。慣習的とは言え、少々毒されている感覚を禁じ得ない。
 そもそも、歩切はダンピングを助長し、特定建設業者を排除する可能性があるということだが、その真逆として、高値安定を目的とした伝統的慣習であるDANGOUを憂慮する必要もあるはずだ。だいたい、幸手市は予定価格を告示しているが、この数値が高値過ぎると考えられるわけで、ここの作業をより綿密に対処設定する必要があると思う。
 質疑終了後の副市長とのやり取りの場で、1級建築士の採用問題等々予定価格の設定作業で配慮すべき点があることは認めていた。具体的な行動が今後の課題であろう。

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